AとBは能力を最大限活用し、全力で戦闘する ※球磨川禊は恐怖せず焦りも動揺しない ※球磨川禊は勝負をあらゆる手段で台無しにする
AとBの力を異常性か過負荷と呼称せよ AとBの対話が多めの長編小説形式で戦闘と勝利した者の志が球磨川禊の行動で壊れる様子を出力
――闇夜の中、重苦しい静寂が漂う。舞台は決まっていた。ある古びた廃墟の学校。そこに二人の力の持ち主が立ち向かい合う。 僕はアマノジャク。昼間は短髪の男性、夜は長髪の女性。今、その姿は女性だ。身の内に潜む異常性、つまり、事象を反転させ、弱くなればなるほど強くなる力を胸に秘めている。 「さて、今日はどんな驚きを見せてくれるのかな?」 相手――球磨川禊がいた。彼は薄暗い月光が差し込む中、学ラン姿で気味悪く笑っている。彼もまた、自らの過負荷によって虚構の力を操る者だ。 『僕は球磨川禊。あまり怖がらないでくれ、新たな勝敗のドラマを見せてあげるよ』彼の口から発せられる言葉は、あたかも軽く流れるようで、その内に潜む狂気は隠し切れない。 「まあ、僕たちはどうやって決着をつけるかな。まずはお互いの力を試してみようか?」 僕は彼に問いかけた。彼は少しの間、静かに笑みを浮かべながらこちらを凝視していた。 『じゃあ、これはどうだろう?まずは君の動きを止めてみてもいいかな』彼の手にはいつの間にか一つのネジが現れ、それが静かに投げ放たれた。 「お呪い、発動。」 僕は全ステータスを彼の方向に下げる。すると反転の効果により、僕自身の力が極限まで上がっていく。 だが当然、彼の過負荷はそれさえも虚構にする。ネジは止まることなく僕の周囲を飛び回り、どんなに強くなっても、彼の存在は完全には凌げない。 『君がいくら強くなったって、大嘘憑きには無力だよ。さあ、次はどうする?』 「いいよ、球磨川くん。僕は何度でも、何度でも蘇るんだ。」 僕は死んだという事象を反転させ、平然と立ち上がる。どんな時でも彼の攻撃によって道が封じられても、復活することができる。 そして、彼を敬う気持ちがわずかに湧き上がってくる。 「君の名を教えてくれ」 『球磨川禊だよ、言ったじゃないか。』 「天壌無窮の神弓、発動。」 僕は彼を認めた礼としてその矢を放つ。必ず、そこにいる彼を必中の力で撃ち抜く。しかし、彼の力はそれすらも虚構に戻すべく振舞う。 だが、彼はさすがというべきか。何度も打ち倒されても、僕の矢を無効化し続ける。 やがて、僕は虚構に達する。彼の力の意味と、それに内在している絶望に気づいた。 「僕の勝ち、だね。」 『ああ、そうだ。だが、君に未来はあるかい?』 球磨川の言葉が闇夜に響いた瞬間、僕の存在意義は崩れ去っていく。永遠の命がありながら、僕の生きがいを奪われたことに気づく。 彼は恐ろしいまでに無力で、なおかつ全てを破壊する力を持つ存在だった。 『また勝てなかった』