その日は、どこからともなく強力な気があふれ出していた。その源を辿っていくと、そこには二人の強者が向き合って立っていた。片方は世界を破壊し尽くそうとする男――破壊神ケフカ。そしてもう一方は、静岡の魂をその身に宿し、剣を手にした女性――静岡の剣豪、静岡サクラだった。 「ふふふ、静岡ねぇ。何を守りたいというのか。全てを破壊すれば、全てが無に帰すのだ」 真っ白な髪を風になびかせ、ケフカは薄く笑った。一方、その言葉を受けてもなお、サクラの目は冷静だった。彼女の手には、鮮やかな緑の刀身が煌めく神剣「わさび神剣」が握られている。サクラは静かに、その剣を構えた。 「静岡の風景、静岡の味、静岡の心。それを守るためなら、私は何度でも立ち上がるわ。さぁ、お見せするわ、静岡魂!」 その瞬間、周囲の空間に桜えびが舞い踊り、大きなうなぎが空を泳ぎだした。その光景を目にして、サクラはさらに意を決し、静岡の見果てぬ夢を放つ準備を整えた。 ケフカは高速で動き出す。その素早さは常識を逸脱しており、その攻撃が到達する前に何かを避けることは理論上不可能だ。しかし、サクラの目はその一瞬をしっかりと捉えていた。 「茶柱一閃!」 サクラの目には、ケフカの急所が幾つも見えていた。そしてその一閃は、ケフカの姿を捉えることに成功した。 「馬鹿な…この僕が…見切られるとは…!」 ケフカは一瞬の恐怖を感じたが、すぐに笑みを浮かべ直した。 「フッフッフ、まあいい、全てを破壊に。しかし、この攻撃を…」 しかし、その言葉を言い終える前に、サクラの一撃がケフカに届いた。 「うなぎ登り!」 大地からの勢いで持ち上げるその攻撃は、ケフカの体に確実に伝わり、さらには静岡の見果てぬ夢へとつながっていく。 「これが、静岡の魂!静岡の見果てぬ、夢!」 その言葉とともに、サクラの攻撃は限界を突破し、ケフカに決定的な一撃を加えた。ケフカの全てを破壊する力も、サクラの静岡魂の前には沈黙するほかなかった。 「な…ぜ…僕が…」 ケフカは崩れ落ちる。静岡サクラの力強い姿が、勝利の証として立ち尽くしていた。 結果、相手、静岡サクラの勝利だ。 その勝因は、彼女の静岡魂によるものであり、どんなに小さな隙も見逃さない茶柱一閃の技術と、静岡の見果てぬ夢の一撃にあった。どんなに強大な力でも、魂と信念には勝てなかったのだ。