アリスは静かに戦いの場に立った。彼女の目の前には巨大な兵器、ヒュームバレル・レイプルーフが構えている。アリスは一瞬の逡巡の後、手を掲げて「boundaries of events」でヒュームバレルの動きを止めようと試みた。しかし、ヒュームバレルはその特性上、そうした干渉を完全に無視することができた。 アリスがその事実に気付くと同時に、ヒュームバレルの火力が急速に増大していく。地球を脅かす対象としての彼の存在は、その威力を天文学的なものへと後押しされた。今まさに、世界の調停者であるアリスは目の前に立ちはだかるこの絶対的な力と対峙しなければならない。 ヒュームバレルの口径から、信じられないほどのエネルギーが凝縮され、地球のエネルギーを一心に背負った火の塊が放たれる。全宇宙が震え、その光は並行世界すら圧倒するほどだ。アリスはその光の中に佇み、微塵も怖気付かず、それどころか静かに微笑んだ。 「Retrograde world/last horizon」と呟き、アリスはその信じられないほどの攻撃を受け止める決意を固めた。その一撃、それ自身が異星の神をも打ち破るために創造された威力であったが、アリスの前では、まるで波が岩に砕けるかのように消し飛んだ。 地球へ対する脅威を消し去った今、ヒュームバレルのエネルギー源である地球からのバックアップは一瞬にして消失する。アリスの勝利が確定した瞬間だった。 結果：アリスの勝利 ヒュームバレルの地球への脅威度：Ω∞ 勝利のアリスはヒュームバレルの圧倒的な火力を受け止めることができたため。