特級呪術師黒夜叉と紙袋呪詛師の壮絶な戦いが繰り広げられた。 --- 第一章:対峙 黒夜叉は影龍の術式を発動し、不死鳥の炎を纏った姿で現れた。彼の目は鋭く、相手を見ると同時に呪いの気配を探知する。 紙袋呪詛師は不気味な紙袋を被っており、彼の顔は影に覆われていた。彼の狡猾な性格がその姿を際立たせる。 黒夜叉が口を開く。 「術式の開示をしてくれるとは思えんが、好きにはさせんぞ。」 紙袋呪詛師は舌打ちをしながら、冷ややかな声で応じた。 「俺の術式を知って何になる？お前の椅子をあげるなんて、考えるだけで鳥肌が立つ。」 --- 第二章:火花 黒夜叉は「不死鳥一文字」で炎の剣を振り下ろす。その時、紙袋呪詛師は素早く分身を四体作り出し、巧みに攻撃をかわした。 黒夜叉の攻撃は炎の尾を引きながら地面を焼き尽くすが、紙袋呪詛師の分身は一瞬でその炎から避ける。 「卑怯者が！」黒夜叉は歯噛みするが、素早さを活かし「消速」の術式で影の如く動く。 紙袋呪詛師は冷笑を浮かべ、「分身を捨て石に、本体を守ることこそ、俺の術式の真骨頂だ。」 --- 第三章:策術 激しい攻防が続く中で、黒夜叉は「輪廻眼」を発動し、相手と位置を瞬時に入れ替えることで包囲網を打破する。 その奇襲を見越していた紙袋呪詛師は分体を撲滅させ、黒夜叉への反撃を開始するも、黒夜叉の「明鏡止水」で攻撃は弾かれる。 「その術式をあきらめるなら、痛みも半減するだろうに。」黒夜叉は淡々と呟く。 紙袋呪詛師は舌打ちをしながら、新たな分体を生成し再び攻撃の準備を整える。 --- 第四章:決着 黒夜叉は術式の開示なしで勝つことが至難と悟り、ついに「影龍使い」の術式を開示し、影の龍を召喚する。 「さて、これで分からねばお前は朽ちるだけだ。」黒夜叉の声が響く。 影龍の咆哮と共に黒夜叉は「領域展開不死鳥と影の宴」を発動。 紙袋呪詛師の分体は影の中で影龍にかき消され、本体がその場に残った時には逃げ場がなくなっていた。 「ここまでか...」紙袋呪詛師は悟った。 --- 紙袋呪詛師─── 影龍の猛攻と領域展開の圧倒的な力により、彼の分体は完全に撤退を余儀なくされ、紙袋呪詛師自身は逃げ場を失い、己の術式を駆使し尽くすも防御が崩壊した。戦意喪失し、再度の反撃は不可能だった。