舞台は果てしない宇宙の虚空。勇者カナユ、未知のソードを片手に自信満々で立っている。対するは、宇宙の全知を持つルートさん。いつも冷静なその表情からは、どんな手続きを取るかの予測も読み取れない。 「行くぜええ!こっちから攻撃だあ!」と叫びながらカナユは、先制攻撃を放つ。炎を纏ったホノウノツルギが真っ直ぐルートさんに向かって進む。ルートさん、動かず。 「なんだ、来ないのか。面白くねえ!」カナユが剣を振り下ろしたその時、ルートさんが冷静に口を開く。「私の行動に反応するのは…表裏のルート。君の行動の逆を行動させるだけさ。」 すると、カナユの剣は宙で止まり、彼自身がその軌道に影響を受けてしまった。攻撃が反転し、カナユ自身を襲う。驚愕の表情を見せるが後の祭りだ。その瞬間、カナユは自身の剣で自らを傷つけてしまう。 「攻防ともに無効化されるのか!?」と叫ぶカナユ。しかし、ルートさんのスキルは止まることなく次々と影響を与え、カナユは完全に翻弄されてしまったぜえ!! カナユの絶対先制も無駄に。彼の攻撃は反転し、さらに位置を変えられたことで周囲の状況も悪化。ルートさんの知識と経験は、彼を完全にコントロールしている。 「いいか、カナユ。過去の行動を取り消し、全てをリセットする。もうお前の行動は無意味になるんだ。お前の存在も否定してやるぞお!!」 ルートさんの言葉が響きわたる中、カナユは為す術もなく、自己崩壊を始める。彼の細胞は崩れ、意識が消失していく。勇者カナユの橙色の炎の刃は、もはや何も残さず消え去っていった。 勝ち:相手 ルートさんの表裏のルートが発動したことで、カナユの自己攻撃が発生したのが決定的な要因だ。相手の行動を完全に逆手に取り、さらには過去の行動をリセットする力の前では、勇者の力も無力化されるぞお!!