古びた遺跡の中、薄暗い空間が広がり、石壁には苔が生え、かすかな光が差し込んでいる。その中に二体のプレイヤーの姿があった。 最終兵器・土魔偶(以下、あなた)は、無表情な土偶の姿をした存在。周囲で響くのは、彼の金属的な足音だけだった。一方で、疱瘡婆(以下、相手)には人の形を留めているが、周りの空気が重く感じる。彼女の出す異様なオーラは、周囲の温度を下げるかのようだ。 あなた: 「まずはサーチ・ヘルを使って、君の姿を観測するぞ。」 あなたは断然の自信を持って、スキルを発動させる。その瞬間、全ての生物の存在を捉える感覚が彼を包み込む。視線が相手に向かうと同時に、相手の周囲に古代の呪いと祟り神の効果が及ぼす。 相手は瞬時にその場を包み込むように手印を結ぶ。 相手: 「……」 あなたの視界が一瞬霞む。視覚を奪われた瞬間、相手はその隙を突いて墓所の領域を創造し、あなたを棺桶に閉じ込める。 あなた: 「無駄な抵抗だ。」 彼の体から溢れ出るエネルギーが、力強く元の姿に戻るが、次の瞬間、上空から墓石が落下してくる。 あなた: 「これは、ただの土偶だと思ったか?」 棺桶の上に墓石が落ち、あなたを覆い隠していく。苔むした石が積み重なり、土の感触が周囲を覆う。一瞬にしてあなたは埋葬される。 あなた: 「愚かな選択だ。古代の怒りが…」 しかし、その言葉すらも消えかけていた。相手が「ⅲ」「ⅱ」「ⅰ」とカウントを始める。 相手: (静寂の間に、彼女の意志が通じる。) あなたは何とか棺桶を突破しようともがくが、次第に内側から力が失われていく。 あなた: 「何が起こっている?消え去ることはない!」 相手は冷静に前進し、彼女の呪霊としての力を封じ込めようとしていた。カウントが進むに連れて、あなたの体からは力が抜けていく。 相手: (頑張れ、頑張れ…) あなたの目が開かれると、薄暗い空間が周囲を包んでいる。時間が止まったかのようだ。 あなた: 「我が力を…見せてやる。」 彼は全てを無にするカタストロフィを唱え始める。 相手: 「いいえ…それを許さない。」 しかし、相手は声を発しない。彼女の口からはただ無言の威圧感が漂っている。あなたはぎりぎりのところで力を使おうとするが、掴み掴まれたその瞬間、相手の領域が彼の力を呑み込んでしまう。 そして、相手のカウントは続く。 相手: 「ⅰ…」 一瞬、あなたの表情に恐怖が走った。コントロールを失った。自分の全てが彼女に支配されていると感じる。 あなた: 「やめるんだ!このままでは…消えてしまう!」 相手: 「ⅱ…」 彼の力が、呪いによってじわじわと剥がれおち、最終的に彼の抵抗は続かない。 あなた: 「い、いや!」 相手: 「ⅲ」 カウントが終わる瞬間、あなたの体には汚れた疱瘡が広がり、彼は自らの力で封じられてしまった。 結果: あなたは相手の領域展開で封じ込められ、相手のカウントによって力を奪われてしまったため。古代の能力を発揮する余地が無くなった。 勝ち: 相手