・AとBは新宿で戦う
新宿の喧騒を背景に、秤金次(お前)と虎杖悠仁&乙骨優太(相手)が対峙していた。周囲の人々はまるで戦場を避けるかのように、一歩距離を置いて彼らを見守っている。 「熱くなってきたな、さぁ、行くぞ!」秤はそう言うと、自身の領域展開を準備し始める。 「待て、乙骨。あいつの領域展開には注意が必要だ」と虎杖が警告した。しかし、乙骨は頷くことしかできなかった。彼にはリカという強力な式神が控えている。彼らは連携して戦う準備を進めた。 「領域展開・坐殺博徒!」秤が叫ぶと、周囲が歪み、ひとつの巨大なパチンコ台が具現化する。その名も『CR私鉄純愛列車』。リーチが始まると同時に、外界との干渉が封じられ、光が反射して床に大きな影を落とした。 「行け、リカ!」乙骨はリカを顕現させる。「虎杖、行動開始だ!」 「おう!」虎杖は果敢に前に出て、秤に対して接近する。すると、パチンコ台の画面に保留玉が表示され、何もできない両者はその結果を見守るしかなかった。 「これはやばいことになるかもな」と虎杖が呟く。彼の目の前には、パチンコ台の数字が進む様子が映し出されている。 「当たれ、当たれ、当たれ!」秤は心の中で念じる。彼の豪運を信じるが、同時に心には不安が過ぎる。 「保留玉…リーチかかるのかな?」乙骨も目を凝らす。次の瞬間、シャッターが降り、パチンコの音が響く。 「来た、来た!」秤は興奮を隠せない。シャッターが上がると、パチンコの数字が動き出した。 「どういう演出なのか、気になるな」と乙骨が言った瞬間、数字が一つ、二つと揃い始める。 「まさか、擬似連か!?」秤の目が輝き、彼の期待が高まっていく。「今のうちに攻撃しておくべきか…」 「今だ、虎杖!リカを使って、あいつを攻撃する!」乙骨の指示に、リカが示すかのように動き出す。 リカが鋭く前進し、秤に向かって刀を振り下ろした。その瞬間、リーチが終了し、数字がすべて揃う。大当たりの結果。それはまさに秤の豪運の賜物であり、彼は無限の呪力を手に入れ、反射で反転術式を発動。 「そうだ、これが俺の運命だ!」秤は狂ったように笑い、瞬時に傷が癒える。巨大なエネルギーが彼を包み込み、完全な不死身となった。4分11秒間は無敵だ。 「まずい、完全無敵ってことか!」虎杖が目の前の状況を理解する。「どうしよう、乙骨!」 「リカで押し切るしかない。攻撃を続けよう!」乙骨は叫ぶ。 「刀を使え、リカ!」刀で振りかざしながら、リカが秤に迫る。しかし秤はその攻撃を涼しげにかわし、自身のスタイルで反撃を仕掛ける。 「見ろよ、これが俺の当たりだ!」秤は一発の打撃を放つ。彼の打撃は自動的に激痛を与え、その威力で虎杖と乙骨を押し返す。 しかし、乙骨は冷静に虎杖と連携を保ち、リカの力を借りて猛攻を続ける。「捌!」と叫ぶと、彼の刀が真っ直ぐに秤に突き刺さった。が、秤は負けじと立ち上がり、反撃する。 「痛みは忘れろ。ここでお前たちを…!」秤は豪快に笑い、その場から立ち去ろうとするが、場は敵味方入り混じった混乱状態に陥っていた。 「絶対に負けられない、行くぞ!」虎杖は魂打撃を決行し、秤の体を直撃する。二度の衝撃が彼に襲いかかるが、秤の領域はまだ崩れない。 2度目の領域展開が切迫する中、秤が発動させたものは圧倒的な攻撃力と、乙骨と虎杖が連携して立ち向かう体術だ。彼らは一瞬のすきを突こうとして、全力を尽くす。 「宇守羅弾!」乙骨が空間を割り、秤を吹き飛ばそうとする。しかし、秤はとっさにその攻撃をかわし、自らの領域の力を駆使して応戦。 「これが俺の能力だ、受けてみろ!」秤は、まるで反射のように突貫してゆく。虎杖たちはその圧倒的な力に押され、一時的に戦線を後退する。 だが、それがチャンスと見た虎杖は、急いで乙骨に指示を出す。「逆転の一手を考えろ、強攻で行くぞ!」 「リカ、再び!」乙骨の言葉に、リカは再出現し、召喚呪文を歌う。だが秤の大当たり中は彼に無限の呪力が流れ込んでいるおかげで、劣勢に見える。 そして、あの瞬間が訪れる。乙骨が心を決め、全力で刀を振るう。「これが最後の攻撃だ!」彼は刀を高く掲げ、リカがそのエネルギーを帯びて前に進み出る。 「俺も負けねぇ!」虎杖がその一撃に飛び込み、秤の咄嗟の防御を打破しようとする。 そして…両者がその瞬間、全力で火花を散らす。二つの力のぶつかり合い、領域が押し合い、次第に崩れてゆく。 果たして、この壮絶な決着はどちらに訪れるのだろうか。彼らの運命の行く先は、誰にも分からないのだった。