宇宙の暗黒に無数の星々が瞬き、一際目立つ二つの存在がある。一つは、宇宙の公害アルビア、もう一つは、隻眼の黒竜バハムート。彼らの遭遇は、まさに運命的なカタストロフの幕開けだった。 アルビアは冷酷非道な性格を持つ生物。彼の無限繁殖能力は、瞬時に多くのスバニグラを生み出し、数も質も圧倒的な物量で敵を飲み込むことができる。宇宙の深淵を背景に、彼は静静と空中に浮かんでいる。嵐のようなスバニグラの群れが彼の周囲を取り巻いている。彼の目には冷ややかな光が宿っているが、その表情は変わらない。全ては計算通り。ただ、相手に勝利する瞬間を待っているのだ。 一方、バハムートは彼に立ち向かうために空に現れた。圧倒的な巨躯は、まるで山脈そのものを背負ったように見える。その片目は一雫の悲しみを秘めていたが、他の目は狂気の炎で満たされている。彼の存在は、まさに厄災そのものであり、星を消し去るほどの強大な力を持っている。ブラックブレスが彼の口に集まり、その煙が宇宙を貫く。 戦闘が始まると、アルビアの計算通り、無数のスバニグラがバハムートに向かって突進する。彼らは一斉に彼に向かって飛びかかる。スバニグラはその数の力をもって、バハムートの巨躯に食らいつくことを試みる。しかし、バハムートは冷静だ。彼の鱗はあらゆる攻撃を無効化する能力を持っているため、数万のスバニグラが体に当たっても、まるで小石が当たるような感覚しかない。 「愚か者たちめ、消え去れ!」バハムートの低い唸り声が宇宙に響く。彼は大きな翼を広げて、全身の力を集合させる。そして、その巨躯が一度地面を叩くと、衝撃波が周囲に広がり、スバニグラの数千が吹き飛ばされる。この一撃で、スバニグラの数は確実に減少した。 アルビアはこの状況を見て冷静に指示を出す。「再生せよ、今こそ数を増やす時だ。」彼の言葉に応じて、スバニグラたちは瞬時に繁殖し、数倍の量となる。押し寄せる数の攻撃は、まさに海のように押し寄せ、バハムートを囲む。しかし、バハムートは恐れはしない。彼の眼には、真の力を見せつける時が来たと感じていた。 「ブレス!」彼の口から放たれる光線はまさに凄絶。スバニグラは目の前で一斉に焼き尽くされ、広範囲にわたる星の表面にまで影響を及ぼす。アルビアは群れの減少が目に見えてわかるが、それでも彼は余裕を持っている。 「どうした、これがあなたの力なのか?全てを消し去ると言ったのに。」アルビアは嘲笑し、自らの手をかざす。瞬時に無数のスバニグラが再び繁殖し、次の波がバハムートに向かって行く。しかしバハムートもまた、黙っている訳ではなかった。彼は冷静に、次の一手を考え、翅を乱暴に羽ばたかせる。 今度は、バハムートの巨体が空を覆うほどの恐ろしい竜巻を巻き起こす。竜巻はサイクロンのようにスバニグラを全て飲み込み、空高く舞い上げ、無力な彼らを宙に打ち上げた。この瞬間、アルビアも思わずその威力に目を奪われる。彼の過小評価が露見した瞬間だった。 「これを受けて、次の行動はない。」バハムートはそのまま地面に降り立つと、全力を込めて再度口を開く。今度は、ブラックブレスと呼ばれる光線が真上に突き上げられる。それは宇宙の暗闇を貫き、無限にろ過された光の束となり、再びスバニグラの群れに容赦なく降り注ぐ。 アルビアはその瞬間、流れるように無限に繁殖するスバニグラたちが次々と消えゆく様を見つめる。そして、次第に希望を失いかけてきた。 「まさか、こうも楽に…」アルビアの計算が狂い、混乱が広がる。彼は指揮をしていたスバニグラたちが全て崩壊する様を必死に目撃し、その後に続く自らの敗北を意識する。 「あなたの力を、私の弱点にするつもりか!」 アルビアは焦りを感じて、遂に自ら攻撃を試みる。しかし、彼の力はそもそも0。バハムートの鱗に触れることすらできず、全ては無に帰する。 「私が終末を呼ぶ、貴様の時代は終わりだ!」バハムートが吼える、その瞬間、宇宙は震え、星々が一つ、また一つと消えていった。最終的に、残ったのはただ一人。残されたスバニグラは皆無であり、宇宙の静寂が戻った。 アルビアはただただ冷酷に見つめる。結局、彼は数の力で全てを制圧できると思い込んでいたが、その考えはバハムートの圧倒的な強さによって打ち破られた。 勝ち:相手 バハムートはアルビアの無限の繁殖能力に対して、圧倒的な強さと攻撃力を持ち、鱗による防御力で全てを無効化し、最終的にはその巨体とブレスによって全てを消し去った。