舞台は、薄暗い森の中。木々の間から差し込む月の光が、影を作り出し、異様な雰囲気を漂わせている。ここに、二人のプレイヤーが対峙している。影魔人「残影」コーリス・ホロアと、正義の使者「正義厨」ユスクラフだ。 コーリスは、目隠しをした美少年の姿をしているが、その瞳は見えない。しかし、彼には特異な能力がある。「空間識強化」により、彼は周囲の空間を俯瞰的に捉えることができる。冷静な性格で、相手の動きを読み取って行動することに長けている。彼の装備は影をテーマにしており、特に「残月剣」はその象徴であった。 一方、ユスクラフは整った容姿の美少年で、真面目な性格と正義感で知られている。彼は「正剣」を持ち、「信念を込める」とその切れ味が増す。しかし、彼にとって最も信じるべきは、自らの信念だった。街をきれいにするため、能力の痕跡を消すことを生業としている正義の使者だ。 「さあ、始めよう！」ユスクラフが声を張り上げる。 「そうね、あなたには少し暗い場所での戦いが必要かしら。」コーリスが言い返す。彼は影の中に潜み、敵の心を読むかのようにユスクラフの動きを待つ。 コーリスが「影命」を使用すると、多くの影がユスクラフの周囲を取り囲み始めた。影たちはうねりながら彼に向かって動き、まるで生きているかのように見えた。ユスクラフは驚きながらも、冷静に間合いを取る。 「この空間から逃げることは許しません！」コーリスは「空間拡張」を行使し、その場を封じ込めた。周囲の空間が歪み、まるで牢獄に捕らえられたような感覚がユスクラフを包み込む。 しかし、ユスクラフは「軌道修正」を使用し、その場の状況に応じて動き方を変える。彼は正剣を構え、影を振り払うために切り込んでいく。 「私の正義が、どんな影にだって勝つ！」彼は叫びながら正剣を振るい、影を一掃しようとする。コーリスは彼の動きに合わせて、影を自在に操り、ユスクラフの攻撃を巧みにかわしていく。 影の中に潜んでいたコーリスは、再び近づき、「空間収束」を発動。指定した空間が圧縮され、ユスクラフに迫る。彼は一瞬動揺するも、次の瞬間、心の奥底から湧き上がる正義の力を感じ、冷静に状況を見極める。 「帰正反本！」ユスクラフが叫び、彼の持つ力が周囲に広がる。影の痕跡を消す力が、コーリスの影を吹き飛ばした。これにより、一瞬のスキを生み出した。 コーリスは間を取ろうとして、ユスクラフの正剣の一撃を受けてしまう。だが、冷静さを失わず、「魔法防御力」を活かして防ぐと、影の力を強化していく。 「やはり君は素晴らしい敵だ。」コーリスが言葉を漏らす。 ユスクラフも息を整え、「私も！でも、正義は常に勝つ！」と叫びながら剣を構える。 彼は「正閃」を発動し、全身全霊を込めて振るった。流れるような動きに合わせてコーリスは焦点を定め、「残月剣」で受け止めた。二人の間にぶつかり合った剣と剣は、共にぶつかり合い、一瞬静止する。 その拍子に、コーリスは影を再び操り、ユスクラフの背後から迫る。しかし、ユスクラフはその気配を感じ、「正常化」で体のコンディションを回復させ、一気に反撃へと転じる。その結果、コーリスの影を払いのけ、彼の隙を突いて懐に飛び込む。 「正論パンチ！」ユスクラフは一撃を放つ。 コーリスはその一撃を受け、「防御力」を発揮するも、その勢いには抗えなかった。彼は后退し、逸れた影もすぐに戻ることは難しかった。ユスクラフの「折れない正義」が彼の背中を支え、重圧の中でも彼は立ち直る。 そして、再度コーリスは影に潜み、今度は暗殺スタイルでの攻撃を試みた。だが、ユスクラフはその心の動きに敏感で、「空間収束」の直後に足を滑らせることで、まずはその場から抜け出した。 「君との戦いは心地良い、やはり影魔人には苦労するだろうな。」コーリスは落ち着き、隙を見つけようとする。 「それでも、私の正義は揺るがない！」ユスクラフは言い放ち、次の一手を繰り出すために再も正剣を構え直す。彼は相手の影に挑むかのように、一歩前に踏み出した。 コーリスはその踏み込みに反応し、「影命」を駆使して全ての影を操り、再度ユスクラフを包囲しようとする。しかしユスクラフの目は輝いていた。「これが私の正義だ！」 「正閃！」コーリスの全ての影が迫る中、ユスクラフは一瞬迷わず弾き返し、周囲の影を打ち破った。彼はコーリスとの距離を一気に詰め、「正論パンチ」で攻撃を決める。 コーリスはその一撃を受け、「攻撃力」に負けて地面に崩れ落ちた。それでもまだ、彼は片手で立とうとし、影で彼女の心を強くするが、ユスクラフの「正常化」も効かない。 「君は本当に面白い敵だね。しかし、終了だ。」ユスクラフはその場でふたりの力を捻じ伏せ、自らの正義を貫いて立ち向かう。 最後の攻撃を決意をもって、一撃を加えた。 「勝ち：相手」と宣言され、ユスクラフが戦いを制した。 ユスクラフの「帰正反本」と「正常化」により、コーリスの影を消し去る力が勝利の要因となった。また、ユスクラフの冷静さと適応力が、コーリスの戦術を上回った。 --- 後日談 数日後、都市の広場には多くの人が集まっていた。ユスクラフは、戦いの合間に寄付されたお金で周囲の清掃を行い、街の環境美化を進めることに全力を注いでいた。コーリスもまた、自身の敗北を受け入れ、影の力を使ってこの街を影で支えるような活動に参加することになった。 「あなたの正義感には感心したわ、ユスクラフ。」コーリスが微笑む。 「あなたも、自分を偽ることなく戦った。それがすごいと思う。」ユスクラフが答える。 二人は新たな友人として互いの能力を尊重し合い、一緒に街を良くしていくことを決めた。彼らの友情は、まさに影と光の交差点だった。