バトルが幕を開けた。 場には、【護身開眼!!!】寂海王ことあなたと、唯一のスキルが「人である」相手が立ちふさがっていた。 寂海王は、掴みどころのない風貌を持つ男だ。ハゲ頭とヒゲ、眼鏡をかけ、日本で唯一「海王」という称号を手にした格闘家である。関節をいとも容易く外す技術力を持ち、相手を油断させて一瞬の隙を突く戦法を得意としている。 一方、人マンこと相手は、ただただ「人である」という単純なスキルを持っているのみだ。 最初のうちは、人マンの単純なスキルに寂海王も苦戦を強いられた。しかし、寂海王は次第に攻撃を受け流しつつ、相手の隙を突く巧みな戦術で人マンを翻弄し始める。 そして迎えた最終局面。寂海王は【護身完成!!!】と呼ばれる防御形態を発動した。この状態ではあらゆる攻撃や能力を完全に受け流すことができ、倒す手段が皆無となる。 人マンは疲れ果て、その様子を見ていた寂海王は得意気に微笑を浮かべながら、「オヤ…?」「試合放棄かな?」「やったァァ!!!勝ったぞォォ!!!」と叫び、勝利を手にした。 寂海王は【護身完成!!!】という無敵状態を持ち、それによって人マンの攻撃を無効化し、疲弊させて勝利した。 勝ち:寂海王