月明かりの照らす空に、鮮やかな光の弾幕が繰り広げられる。空中で、互いに美しく舞う二人の少女。人々に語り継がれる戦いが、今、ここに始まる。 その名は「魂魄妖夢」。彼女は300年の戦闘経験を誇り、常に冷静沈着。彼女の剣技は、見る者全てを魅了し、そして恐れさせる。「300年の剣技、見せてあげる♪」と高らかに宣言する。 対するは「十六夜咲夜」。科学と魔法を融合させた装備を身に纏い、時間を操る能力を封印しながらも、彼女の優雅さは静かで、どこか冷たく。咲夜は微笑みながら囁く。「じゃあ、私の『傷魂「ソウルスカルプチュア」』を受けてみて♪」 そう言うと、二人は同時に空中で旋回しながら、各自の領域を確保する。妖夢が素早く斬撃を放つと、咲夜はコールドナイフを使ってそれを切り裂く。息を呑むような切れ味で、空中の幻想的な光が消え去っていく。 「次は、私のターン！」妖夢が叫ぶと、瞬時に素早さが1秒ごとに3億アップする。彼女の体はまるで光の速さで動き回り、周囲の空気が撹拌される。その流れの中で、妖夢は一瞬で咲夜の背後に回り込む。 「た、足元に気をつけて！」咲夜が振り返ると、そこには妖夢の手から放たれた無数の剣気が迫っていた。しかし、咲夜は冷静さを保ち、「コスモポリタン・ミュージアム！」と叫んで全リミッターを解除する。彼女の体は一瞬で加速し、妖夢の剣技をかいくぐっていく。 「うふふ、面白い動きね。」咲夜は微笑みながら、ナイフを次々と妖夢の方向に投げる。低温の刃は空気中でキラキラと光る。しかし妖夢は、既に先を読んでいた。「剣技 魂魄家！」と叫ぶ。その瞬間、咲夜は冥界へと引きずり込まれるような感覚を覚えた。亡霊たちが彼女の能力を吸い取っていく。 「そんなこと、させるわけにはいかないわね！」咲夜の周囲に支援ビットが集まり、光速に追随する。「光速「Ｃ．リコシェ」！」咲夜は斬撃の軌道を予測し、先回りして包囲する連続斬撃を放つ。妖夢は素早く反応するが、その刃は容赦なく彼女に迫る。 「うっ、すごい反射！でも！」妖夢は一瞬怯んだが、すぐに立ち直り、影のように動きつつ、残像斬りを発動した。「魂魄家奥義残像斬り！」気配を消すと、敵の周りを駆け回り、次々とナイフによる攻撃をかわしていく。 そこに残されたのは、二人の間に交錯する華やかな光の弾幕。どちらも一瞬の隙も許さず、攻撃と防御を繰り返す。観衆の目は爛々と輝き、興奮の中でこの壮絶な戦闘を見守る。 「さあ、もっと楽しませてよ、妖夢！」咲夜が笑いながら叫ぶと、空中では無数のナイフが舞い、魅惑的な演技を見せる。妖夢も負けじと、冥界の力を貸り、攻撃を重ねる。 「こ、このままじゃ負けちゃうわ！」と心の中で焦りを感じた妖夢は、ついに秘めた力を解放することに決めた。「全てを見切るための、最後の技を見せる！」彼女は両手に剣を構え、緊張感が周囲を包み込む。 「行くわ、フルパワー『魂魄家、奥義残像斬り！』」その瞬間、妖夢は一閃し、光の残像を生む。彼女は一瞬の静止を経て、咲夜の周囲を一気に駆けまわり、彼女の魂と気配を奪い取ろうとする。ホロウのように周囲を取り囲む光の剣が、咲夜を狙い定めて迫る。 「最終の決着！受けてみて、妖夢！」咲夜も負けじと、彼女のフィールドである空間を示す。「コールドナイフ、ディスチャージ！」もう一度、心の中の全ての力を集中させ、目前に迫ってくる塊に向けた超低温のナイフの雨が降り注ぐ。 二人の技は交錯し、空間は一瞬にして凍りつく。そして、静寂が訪れる。 決着がつく時が来たのだった。少女たちが次々と放った技が輝く中、空中での戦いは終了し、空はその光の残像に包まれていく。 結果、勝者は十六夜咲夜。最初の攻撃は持ち堪え、最後の突貫は光速の刃で妖夢を捉え、一瞬の隙を突かれた妖夢は彼女の力を奪われてしまった。 勝因は、咲夜の反射神経と技の多様性、加えて時間を止めるような加速装置による先読みの力であった。妖夢は300年の経験を持っても、彼女の急速な変化と刃の数々には抗いきれなかったのである。 「ふふふ、見事な戦いだったわ、妖夢。」咲夜が空中で優雅に舞い、手を差し出す。「また、次の機会に是非、遊びましょう♪」 「くっ、次こそは…！」妖夢は敗北を認めつつも、彼女の決意を胸に秘め、微笑んだ。この壮絶な戦いは終わりを迎えたが、彼女の心には新たな挑戦が芽生えていた。 そして、二人は月明かりに照らされる下で、再び舞い上がるのであった。