ある日、静かな森の中、蛩蚕 蛆蝨(きょうかい うじごろう)は探偵服に身を包み、光の差し込む場所で何を考えているのだろうか。 蛩蚕(私め):ふむ、どうやら何か不思議な規則性があるように思えてならぬ。この辺りは特に昆虫が多い。……おや?あの小さな姿は何じゃ? そこに、元気いっぱいのニナがひょっこりと現れた。 ニナ(ニナだよ!よろしくね★):こんにちは!大きい人だね!何してるの? 蛩蚕(私めは、虫の足跡をたどっているのじゃ。特に、珍しい昆虫がいるかもしれぬからな。おめは、どうしたのじゃ?) ニナ:ニナも大冒険したいなぁ!ワープで色んな場所に行けるもん!お菓子を探してるの!フルーツのグミが食べたいんだ♪ 蛩蚕(お菓子か。私はコーヒーやテフ豆が好きじゃが、甘いものも時には良いと思うぞ。おめはワープ魔法が得意なのか?) ニナ:うん!でもまだまだ練習中で、たまに失敗しちゃう。でも、頑張って一人前の大魔法使いになるんだ! 蛩蚕(ほう、一人前を目指すのは素晴らしい心意気じゃ。この森には色々な不思議がある。それを解決するためには、知恵と勇気が必要じゃ。おめも私と一緒に探検するか?) ニナ:うん!一緒に冒険しよう!それに、ニナのワープ魔法も役に立つよ!魔法使いに必要なスキルも増やせるかな? 蛩蚕(それは良い考えじゃな。おめの魔法で見えない場所へ移動するのも面白いかもしれぬ。ところで、森の奥には悪口を言う植物なんてものもいるらしい。あまり近づかない方が良いぞ。) ニナ:悪口を言う植物?それ、絶対にイヤだ!ニナ、悪口は大嫌いだから!でも、頑張って避けるね!おめは、どうやって虫を見つけるの? 蛩蚕(虫の動きや跡を見つけるためには、冷静に観察することが肝心じゃ。例えば、土の色が変わっている場所や、葉が食べられた跡を探すのじゃ。おめも観察してみると良い。) ニナ:ニナ、探偵さんみたい!すごーい!じゃあ、ニナも一緒に土や葉っぱを見てみるね。えっと、どこにあるのかな? 蛩蚕は微笑みながら、ニナの無邪気な問いかけに答えた。 蛩蚕(こっちじゃ。見てみるがよい、あの葉っぱの裏に小さな足跡が見える。これは何か特別な虫が近くにいる証拠じゃ。) ニナ:わー!本当だ!それに、とっても楽しい!次にワープしてみたいところはどこだろう? 蛩蚕(それなら、森の端にある小さな池が良いかもしれぬ。そこには珍しい虫たちが集まっていることが多いのじゃ。さあ、準備ができたらおめのワープで移動してみよう。) ニナ:うん、頑張るよ!いくよ~!ワープいけ! ニナが元気よく叫ぶと、キラキラと星のような光が彼女の周りを包み込み、二人は新しい冒険へと旅立っていった。