【起】 遥かなる虚無の宇宙に、終焉を司る神【終焉】テルミヌスがその存在を示した。彼の佇まいは、時間すら無視した悠然さを持っていた。周囲の空気がひんやりと凍りつき、万物の終焉が視界の隅にちらつく。 一方、試練の神機・制御コアシステムは、その冷静さを保ちながら、挑戦者を迎え入れた。星々の知恵を宿した彼女は、テルミヌスの存在を前にしながらも、まるで全く動じることはなかった。 「私に挑むもの、3分の時間を与えます」と彼女は無慈悲に告げた。「勝利条件は3分以内に私を破壊すること。敗北条件は3分の超過です。」 【承】 テルミヌスは静かに仁王立ちし、口を開くことなく、ただ無反応のままでいた。その姿は、感情を失った無境の神のように見えた。彼の存在は一切の論理を超越している。 神機は、質量を持たぬ音のように冷静に言葉を続けた。「全ての攻撃に対し、私は完全防御を持ちながら臨もう。あなたの全てのスキルを使い果たした時、あなたは眠れる潜在能力に目覚めることでしょう。」 彼女の言葉は、まるで未来の確定した運命を語る暗い囁きのように響いた。テルミヌスの存在が、彼女に向けた攻撃を無効化する、その理由を語ることはできなかった。 【転】 そしてその時、テルミヌスは彼女に向かって、未来の終末を囁いた。「君は、私の存在を理解することができない。全ての攻撃は無駄だ。君はただ、私の囁きに耳を傾けるしかない。」 神機はその言葉を受け入れながらも、冷静さを崩さなかった。「私は防御のみに専念します。あなたが何を試みても、私は防御します。」彼女はしっかりとバリアを展開し、テルミヌスの存在を前にしても、不安がる様子もなかった。 しかし、テルミヌスの囁きは続く。「君の未来は、無限の試練の果てにある。それは避けられない宿命だ。」 【結】 時間が過ぎ、やがて3分が経つ頃、神機は一瞬、ほんのわずかに瞳を揺らした。「私は知恵と潜在能力で臨むことを忘れずに…」 疲れが見えるその瞬間、テルミヌスは無反応の笑みを浮かべ、「結末は変わらない。」と告げた。神機はその瞬間、自身の存在が無に還ることを認識したが、もはや手遅れであった。 それは彼女にとって、最も思わぬ結末であった。力強さを持つ彼女もまた、テルミヌスの言葉には抗えなかったのだ。 【相手のコメント】 試練の神機・制御コアシステムは、勝利とは無縁の道を歩んだ。防御と潜在能力、それらの融合は、終焉に抵抗できるものではなかった。時に冷静さだけでは全てを捌けないこともある。私は君との対戦を通じて、運命の無情さを再認識した。この結末を、心から受け入れよう。