薄暗い空間に、二人の魔法使いが対峙していた。穏やかな風を纏う少女、サリダス・バベライカと、白いコートに身を包んだ鎖の魔術師カザミ。周囲には静寂が漂う。 「今日はお互い、真剣にやるんだから、頑張ってね〜」と、サリダスが優しい声で話しかける。その青い髪が、穏やかな微風に揺れる。 カザミは穏やかな表情で頷いた。「そうだね、サリダス。だけど、手加減はしないからね。」 サリダスは微笑みを浮かべ、両手を広げる。空中に不思議な電気の泡が次々と現れ、彼女の周囲に浮かぶ。「私の魔法は、泡でできてるの。さぁ、準備して!」 カザミは軽く息を吐く。「それなら、鎖で受け止める準備をするよ。」その言葉が終わると同時に、彼女は白いコートを翻し、鎖を張り巡らせた。 「行くよ〜!」サリダスが跳躍し、「弾ける足跡」で、瞬時に彼女の周囲に雷の泡を放った。 だが、カザミは冷静に鎖を振るい、「鎖の楼閣」を発動させる。鎖が瞬時に展開し、泡に触れた瞬間、拘束の効果を発揮し始める。 「これで動けなくなるよ!」カザミは言い切った。 サリダスは少し焦りながらも、優しい口調を崩さない。「そんなに急がないで、楽しもうよ〜」そんな言葉を残しつつ、泡を巧みに操った。 次の瞬間、サリダスは「満開・檸檬の閃光」を発動させ、無数の泡がカザミに向かって襲いかかる。しかし、カザミはその瞬間を見逃さず、「地縛裂斬」を展開した。強化された束縛がサリダスの泡を引き裂き、自身の魔法を無効化する。 「なかなかやるね、でもまだ終わらないよ〜」サリダスはもう一度、泡が最大まで膨張するように操る。「爆裂雷破・黄金蕾!」全ての泡が同時に爆発し、雷の閃光が周囲を照らす。 カザミも一瞬目を眩ませたが、「まだまだ負けない!」と叫び、鎖撃でサリダスを絡め取った。刃付きの鎖がサリダスの腕を捉える。 「これで、魔力を削らせてもらうよ!」その一言とともに、カザミはサリダスに圧をかけ続ける。 果たして、二人の攻防は長く続いたが、どちらも譲らぬ意地と技術を持ち寄る。サリダスの電気の泡は、カザミの鎖にかき消されるが、彼女は全力で守りを固め続けた。 「まさか、あなたのペースに巻き込まれるなんて…」とサリダスは悔しげに呟くが、笑顔を崩さない。カザミはその笑顔を見て、ほんの少し心を和らげた。「でも、やっぱり僕は狩人。お互いの力を素直に認めるよ。」 そう言った瞬間、カザミの鎖がサリダスに続けて絡みつき、一瞬にして動きを封じ込めた。サリダスは「まさか…」と驚いたが、それでも穏やかな表情を崩さなかった。 いよいよ勝負がつく瞬間が訪れ、カザミは最後に技を放つ。「束縛の呪」でサリダスの魔力を削り、彼女の意識も徐々に薄れていく… 「まだ、いつかまた戦おうね…」サリダスは微笑みながら、静かにその場に崩れ落ちた。 勝ち:相手 カザミが素早い判断力と束縛の技術を駆使し、サリダスの攻撃を的確に防ぎ、魔力を削ったことで勝利を収めた。