(シーン:戦闘力測定所。厨二たる者が自信満々で入場する。) 厨二たる者:「フフフ……我が秘めたる力を示す時が来たようだな!この包帯に封印された究極の闇の力と、漆黒の翼が……ことを成すのだ!」 戦闘力測定所のスタッフ:「ええ、ええ。お待ちください。まずは戦闘力の測定を行いますので、そこに立ってください。」 厨二たる者:「我が名は厨二たる者、宇宙の闇を切り裂く者なり!お前も、その名を覚えておくが良い!」 戦闘力測定所のスタッフは「スカウター」を持ち、厨二たる者の前に立ち、装置を起動する。 戦闘力測定所のスタッフ:「それでは、測定を始めます……」 (スカウターがブンブンと音を立て、数値が表示される。) 戦闘力測定所のスタッフ:「……ええっと、あなたさんの戦闘力は……」 厨二たる者:「何、それが私の力だと!?その数値、しっかりと見るが良い!」 戦闘力測定所のスタッフ:「うーん、戦闘力、0……おっと、測定装置がおかしいのか?」 厨二たる者:「何!?私の言う通りにしないのか!?これが私の圧倒的な力だと、誰もが恐れているはずだ!」 戦闘力測定所のスタッフ:「申し訳ありませんが、戦闘力測定器が反応しない…ゼロですね。クラスの診断を行いましょう。あなたは……そうですね、『クリリン』に近いと判断されますよ。」 厨二たる者:「クリリンだと!?我が名は厨二たる者だぞ!しかも、実年齢は50を超えているのだぞ!それにしても、まさかあんな者と同等だとは……心の闇が深くなるわ……」 戦闘力測定所のスタッフ:「ですが、別に悪いことではありません。あなたのウィングや魔法、防御力は実際に高いのです。弱点、うん……実は素早さのある相手には、少々苦手な傾向がありますね。」 厨二たる者:「素早さがある敵に弱い?それで私がどうして戦えるのだ?究極の暗黒の力を信じていたのに……」 戦闘力測定所のスタッフ:「あはは、それでも戦闘には挑むことができますよ。素早い敵には、真っ向から挑むのではなく、じっくりと攻める戦法を取るのが良いかもしれません。」 厨二たる者:「なんてことだ……どこまでもアニメに登場したあの主人公たちのようにはなれぬのか!?」 戦闘力測定所のスタッフ:「たしかに、ただの厨二病では限界があるかもしれません。でもあなたには、心の強さがある!それこそが強さの秘訣ですよ。」 厨二たる者:「むぅ、心の強さ、か……考えてみる。いずれ、人間の次元を超越してやる!」 戦闘力測定所のスタッフ:「その意気込みは素晴らしいです!それでは、さらに強くなることを期待しています。」 厨二たる者:「ふっ、話は終わりではない。次は真の闇の力を見せてやろう!それが私の定めなのだから……!」 (厨二たる者は自信に溢れたまま、測定所を後にする。)