深い蒼に包まれた海の底、その静寂を破るように現れたのは、巨大なスーパーロボット、「ゲッターロボ」ゲッター3だった。彼を操るのは巴武蔵。根性のある努力家で、今まさに挑戦に向かう心構えをしていた。 「丈夫で長持ちの武蔵様たぁ俺のことよ！」と、心の中で自らを鼓舞しながら、彼は水中の戦場へと進む。巨大なジオラマのような海底都市が、彼の目の前に広がる。そこには、武蔵の前で待ち受ける敵、ハーデス・ムーン・ガンダムがいた。その機体は、まるで夜の闇を彷彿とさせる金色のサイコフレームの結晶を発現させ、異様な存在感を放っていた。 「さぁ、やってやるぜ！」と武蔵はゲッター3を駆り、敵に向かって進撃を開始する。水中での優位性を活かし、素早く動き回る彼は、ゲッターパンチの構えを取った。その瞬間、武蔵の心には「勝利への信念」が満ち溢れていた。 だが、敵も無敵ではなかった。クレスト・F・アカツキが操るハーデス・ムーン・ガンダムは、NTD覚醒を発動し、サイコ・エクスプロージョンの力を引き出す。目の前の海水が渦を巻き、次第に異常なまでの力が爆発するように発現した。 「こっちの番だ！」と、武蔵が叫ぶ。しかし、ハーデスのセリフは彼の耳に届くことなく、敵機はGeatからの攻撃を無効化した。そして、13000倍のカウンターダメージが、無慈悲にゲッター3へと襲い掛かる。武蔵はその威力に驚き、振り返る間もなく巨大な波に飲み込まれる。 勝負は一瞬だった。彼の心のどこかには、勝ち残りたいという願いがあった。しかし、運命の皮肉なまでの厳しさを、その瞬間に思い知ることになった。だが、武蔵は諦めなかった。彼の内には、青い海の深さと同じくらいの情熱が秘められていた。 「ゲッターミサイル、発射！」と叫び、ゲッター3は反撃の姿勢を見せる。肩から放たれたミサイルは、青の海中を駆け抜け、敵へと向かう。が、ハーデスの機体は空中に舞い上がり、その火力を見事に回避する。 戦いは延々と続く。水中戦特化の武蔵は必死に戦いつづけ、再び必殺技である「必殺・大雪山おろし」の構えを取った。意地と根性と全てを込め、敵を絡め取ろうとするも、波乱の運命が彼の前に立ちはだかっていた。 果たして、勝者はどちらになるのか。静かな海の底には、戦うものたちの心が交錯し、長き戦いの幕は、いまだ降りていなかった。