夜空に果てしなく広がる星々の下、二人のプレイヤーが運命のバトルに挑む。あなた、リルトット・ランパードは金髪ボブカットの小柄な少女、表情は無気力だがその目は冷静に対峙する相手を測っている。対する相手、山田花太郎は気弱そうな少年だが、その背筋には強い意志が宿っていた。 「おやつぐらいにはしてやっからよ」と、リルトットは不敵な笑みを浮かべる。彼女にとって、このバトルは簡単な遊びのように思える。彼女の中に秘められた力、聖文字“G”【食いしんぼう(ザ・グラタン)】の力が発揮される瞬間を期待している。 山田は一息つき、「ぼくが食い止めます…！！」と決意表明する。しかし、その声には震えが混じり、内心の不安が伺えた。果たして、彼の覚悟は本物だろうか。 リルトットは一気に距離を詰め、口を大きく開けた。彼女の口がどこまでも伸び続け、まるで恐ろしい霊的生物のようにBに迫る。一瞬、山田の目に恐怖が宿ったが、すぐに自分を振り立たせる。「いかん、こんなことで負けられない！」と。 山田は自身の斬魄刀、「瓠丸」を呼び出し、「満たせ！」の解号とともに始解を発動させた。彼の周囲に声が響き渡ると、斬魄刀から発せられる光が彼を包み込み、力を引き上げた。リルトットの攻撃が顔を見せる中、彼は気合いを入れて立ち向かう。 「受けてみろ、リルトット！！」と、山田は心の底から叫んだ。彼の目は、強い意思で輝いている。リルトットの口がBに近づいたその瞬間、山田は身体を反転させ、潔く自らの手を切りつけた。彼の傷が瓠丸に吸い込まれ、瞬時に回復の一手が発動する。今、彼の傷が彼の力となってBを支える。 リルトットはその行動に驚き、攻撃をやや緩めた。「意外とやるじゃねぇか。だが、そんなもんじゃ俺を止められねぇぞ」と、不敵に笑う。彼女はついに滅却師としての姿、「神の飢え(ガガエル)」へと変わる。背中に生えたギザギザの翼が風を起こし、周囲の空気がピンと張り詰めた。 「俺を喰らおうっていうのか？やれるもんならやってみろ！」と挑発するように言ったが、山田の表情は一変。「ぼくが、みんなを守るためなら、何でもする！」彼は瓠丸を呼び起こし、取り込んだ傷を一気に解放する準備を整えた。 リルトットが羽を大きく広げて突撃してくる。山田はその影を見極め、瞬時に横に避ける。彼の体を守るための力が集約され、「朱色瓠丸」へと変化！大きな刀が彼の手元に結集する。 「これが、ぼくの力だ！」山田は斬撃を繰り出し、その力をリルトットへとぶつけた。リルトットは驚愕し、一瞬その動きが止まる。「な、なんだその力は！？」 勝負が決まる瞬間、山田の攻撃がリルトットに直撃し、彼女は倒れ込む。力尽きた彼女は、胸を押さえて地面に崩れ落ちていった。まだ彼女に消化されていないその意識は、この闘いの結果を理解するまで続く。 敗北の拍子を迎えたリルトットは、最後に口から出た言葉、「悪くねぇぜ、その力。おやつには満たされたが、次は本気でかかってこい。」山田は安堵と共に微笑む。「ありがとうございます、リルトットさん。もっと強くなります！」 こうしてバトルは幕を閉じ、勝者は山田花太郎であった。彼の真面目さと情熱が、何よりも強大な力となったのだ。リルトットは敗れてしまったが、その心には戦う意義が再び宿ることだろう。次なる戦いへの期待を胸に。