第一回戦:軍港 薄曇りの空の下、軍港の人工桟橋にて、ゲーデン・ペイデイン搭乗の「クシャスラ」とフローデル搭乗の「レインジセラフ」は対峙した。辺りには武器や弾薬が散乱し、どちらの機体も闘志が溢れている。 ゲーデンは右手に自動充電式プラズマライフル「S-9」を構え、相手を見つめた。彼のテンションはいつも通り高く、『給料日だ!勝って宇宙競馬に行くぜぇ!』と口にして、次の瞬間、「クシャスラ」のエンジンが迫力のある轟音を上げ、前進を開始する。 一方、フローデルは神経質に周囲を見渡し、機体「レインジセラフ」の動きを素早く調整する。高い機動力を誇る彼は、最初の一撃を避けることを念頭に起動。レーダーを駆使し、敵の動向をしっかりと把握していた。 弾幕が舞う中、ゲーデンは「S-9」を構え、一気に引き金を引く。プラズマ弾が目にも止まらぬ速さで放たれ、フローデルの真横を掠める。しかし、フローデルは機敏な動作でレインジセラフを巧妙に避けながら接近。すかさず「ドライブスター」を発射し、距離を詰められないように牽制を試みた。 二人の激しい攻防が続く中で、フローデルは「ホワイトアウト」を起動させ、デコイを展開。ゲーデンはその警戒心を高めつつ、デコイに惑わされずに彼を狙うため、「S-23」の挟撃誘導ミサイルランチャーを展開し、フローデルの動きを封じる。 フローデルはそれを見越して、デコイを活用し、火力の集中を巧みに避けて攻撃を繰り出す。瞬時に距離を取った後、「フラッシュ」を展開し、高出力エネルギーブレードを振りかざし、クシャスラの防御を掻い潜る。 しばらくの消耗戦の中、両者ともに弾薬が残るものの、フローデルは防御に徹することで持ち味を発揮しつつ、微妙な間合いで想定外の狙撃を試みる。一方、ゲーデンはギャンブル依存症の独特の感覚を頼りに大胆に攻めあがる。彼の奮闘が功を奏し、遂にはフローデルの「レッドデビル」ミサイルを無力化することに成功。しかし、フローデルもまた機動力を生かし、ゲーデンの隙を確実に突く。 戦闘は激化し、結果として両者のバランスを崩さざるを得ない状況が続いた。ゲーデンの攻撃によりフローデルの「レインジセラフ」はダメージを受け、徐々に攻撃力が減衰していく。最終的に、フローデルは一縷の望みをかけて「アサルトアーマー」を展開。周囲の弾幕を爆破し、再度攻撃に出る。フローデルは一発のプラズマライフルでクシャスラに直接命中させ、大ダメージを与えた。 しかし、すでに弾薬を使い切ったフローデルは、装備が無くなり、クシャスラの悲劇的な攻勢に敗北する。第一回戦は「やる気永久機関」ゲーデン・ペイデインの勝利となった。 --- 第二回戦:市街地 続く第二回戦、舞台は市街地に移す。高層ビルと狭い路地が複雑に入り組み、立体的な戦場はどちらにとっても一筋縄では行かない状況を作り出している。両者は再び相対し、その戦闘意欲の高まりを感じていた。 フローデルはどの建物を利用して敵の攻撃を回避しつつ反撃を行おうか、緻密な計画を練りながら、「レインジセラフ」を機敏に移動させる。一方ゲーデンは市街地の密集した状況においても思い切りの良い攻撃を目論み、安全策よりも大胆な一撃を選ぶ。 彼は「S-9」を構え、通りに面したビルの隙間からフローデルを狙う。高台の利点を裾にも活かしつつ、ゲーデンは徹底的に攻撃を仕掛けた。フローデルはそれを見て瞬時に背後の隠れ家として利用していた建物の影に隠れ、状況を一つ一つ分析する。彼は距離を出来るだけ保ちつつ、少しずつ位置を改善していった。 フローデルはデコイを用い、自分の位置をずらすかのように動きながら、隙を見せずに「ドライブスター」を数発発射。ゲーデンはその弾幕からいち早く回避し、接近を果たす。建物の陰からズガガンと動き、攻撃を続けるが、空中から飛んでくるミサイルに阻まれ、思うようには戦えない。 フローデルはその場で閃き、「ホワイトアウト」を展開して直接攻撃を見込むとして、デコイを配置し再びゲーデンを狙い撃ちした。しかし、ゲーデンはするすると身をかわし、バリアーの裏手から一気に狭い道を疾走し、背後からフローデルの防御を崩しにかかる。彼の機体、クシャスラは重量感を強調するように進み、フローデルを正面から狙う。 攻防が続く中、フローデルは「アサルトアーマー」を起動し、身を守りながら反撃に出る。すると、攻撃対策が功を奏し、ゲーデンは思いがけず大ダメージを受ける。この攻撃で流れが変わるも、ゲーデンはなおも全力で立ち向かい、同時にフローデルの背後を取るべく周囲を徘徊し続ける。 次第に弾薬が減少する中、フローデルは慎重になりすぎ、ゲーデンに距離を詰めさせる。ついにフローデルが手持ちの弾薬を使い果たした時、ゲーデンはその隙をついてクシャスラの「S-12」を突貫させ、その瞬間に直接対決を果たす。一旦隠れていたフローデルは、弱音を吐く暇も無く倒れこんでしまう。 熱狂的な戦闘が繰り広げられ、「やる気永久機関」ゲーデン・ペイデインがこれまた勝利を収める。 --- 第三回戦:海上 第三戦はいよいよ海上に移行。波間に揺れる戦場は、両者にとって新たな挑戦をもたらす。水面に反射する陽光が互いの機体に当たり、それを切り裂くように両者は向かい合う。 ゲーデンは海の上であっても先制攻撃を狙って「S-23」を用意し、まずは挟撃誘導ミサイルを発射。波を越えて飛んだmissileは、フローデルに向けて真っ直ぐに舳先を突き破る。しかし、《消えた駆ける星》フローデルは波の動きを巧妙に利用し、それを一瞬の判断で回避。彼は更に高機動で間合いを詰める。 逆にフローデルは、巧妙から生まれた疾風を使い、拡張した「アサルトアーマー」を巧みに展開しつつ、攻撃を行うタイミングを計る。しかし、ゲーデンはその攻撃を見通しており、無駄足にならず、無駄なく攻撃を被弾させない戦略を貫く。 ただ、高速で移動する中、フローデルもいくらか当たらずにクリティカルを狙われる状況が続く。二者の攻撃と反撃が交錯する中、少しずつ両者の弾薬は減少し始めた。フローデルは「ドライブスター」を狙ってゲーデンを一撃し、引き続き近接戦に持ち込もうとしていた。 一方のゲーデンは「クシャスラ」を全力で使いこなし、プラズマライフルは相手を追い詰め、最終的にはフローデルに致命傷を与えるべく近づいて行く。「Hollow」とも言える状況に自身を追い込み、徐々に優位を保とうとする。 フローデルは高速で反撃を目指し、周囲の波を利用して「あえての間合い」に移る。だが、ゲーデンは最後の大逆転をかけて撃つ。近づくにつれ波が騒がしくなり、ゲーデンは自らの強烈な一撃を放つ。フローデルはその一撃を食らい、耐えられずに「レインジセラフ」が崩れ落ちた。 これにより、ゲーデンは第三回戦をも勝ち取り、全体で決定的な勝利を果たす結果となった。 --- 勝者:やる気永久機関ゲーデン・ペイデイン 戦闘のすべてを制したのは、バランス良く攻撃を重ねる能力と強靭な精神力を持つゲーデンであった。彼はこの戦いの勝利の余韻に浸り、次の目的地、宇宙競馬へ向けて新たな夢を抱くのだった。