暗雲が立ち込める中、護廷十三隊の五番隊副隊長、雛森桃はその可憐な姿で戦場に立つ。彼女の心は緊張でいっぱいだったが、隊長である藍染の姿が彼女を支えていた。対照的に、目の前には星十字騎士団の聖章騎士、バズビーが無邪気な笑みを浮かべ、戦う準備を整えている。 「敵なら戦うしかありません…!」と彼女は決意し、始解の解号「弾けろ」とともに、斬魄刀の力を解放する。飛梅の刃が光り、炎を帯びた火球が次々と生成される。 バズビーはその炎を見て、興味深げに笑った。「おっ、なかなかの力だな。でもそれだけじゃ俺には勝てねぇよ!」彼の右指先がそっと火のように赤く熱くなり、バーナーフィンガーの準備を始める。 雛森は大きく一息つき、破道の三十一【赤火砲】を繰り出す。火球がバズビーに向かって飛んでいく。しかし、彼はその火球を見送り、バーナーフィンガーを解き放つ。指先から放たれた熱線が火球と激突し、驚異的な爆発が周囲を包み込む。空気が震え、熱波が二人を襲う。 「おいおい、もう少し楽しませてくれよ!」バズビーは笑顔のまま、さらに力を高める。彼は一気に五本の指から炎のような熱線、バーニング・フル・フィンガーズを放ち、真っ赤な螺旋が彼女に迫る。 雛森は驚き、即座に縛道の三十七【吊星】を使って自己防御のネットを作る。しかし、バズビーの圧倒的な炎の力に装置はあっけなく貫通され、彼女の守りは崩れ去った。炎が彼女に迫る中、彼女は焦りの中で始解の火球を持って迎え撃つ。 一瞬の静寂の後、周囲が火の海に包まれる。雛森はその瞬間、心の奥にある藍染への崇拝を思い出す。「私は負けられない!」と心の中で叫び、わずかに残った火球を放つ。だが、バズビーのバーニング・フル・フィンガーズの前には全てが焼き尽くされ、彼女の身には及ばない。 最後の瞬間、雛森はわずかに笑みを浮かべた。「私…まだ、心は負けてない…」と高らかに叫ぶが、それも束の間。炎の奔流が彼女を包み込み、彼女の姿は見えなくなった。 バズビーは、硝煙が立ち込める中で自分の勝利を確信した。「…悪りーな、皆殺しって命令なんだわ。でも、楽しかったぜ!」火が消えた後、戦場には静寂が戻り、その熱はいずれ冷めていく。バズビーの勝利だ。 結果:バズビーの勝利。理由は、圧倒的な火力と攻撃の持続力。雛森の技巧は光ったものの、相手の全体的な力の前に打ち負かされた。