【序章】 荒廃した大地に鳴り響く戦闘の音。ここは、未来の人類が生き残るために戦う地獄のような戦場だ。あなた、「終末対抗兵器No002」が目の前に立ちはだかる。時代の暗黒を背負いしこの禁断の兵器は、深淵から生まれた禁忌の存在で、その目的はただ一つ。伝説の不死の王を滅ぼすために作られた。高反動を抑えるために固定されたその砲台には、使用者の命を代償に放たれる「万象崩壊存在消滅砲」が宿っている。攻撃の一撃は、すべての物質、理念、そして存在そのものを消滅させる力を秘めていた。周囲の空気が震え、圧倒的な殺気が漂う。 一方、相手は「王龍」という名の改造特殊武装人型兵器。全高15メートルのその姿は、伝説の竜の力を宿しており、王龍の鱗によって耐久性を極限まで高められていた。右手には高粒子エネルギー圧縮砲が、左手にはエネルギーブレードが装備され、一撃必殺の攻撃を実現する。自立思考AIを搭載した王龍は、瞬時に敵の情報を分析し、最適な戦闘行動を選択する。さらに、右足に取り付けられた追尾型ミサイル六連砲は、終末対抗兵器に向けて驚異的な攻撃を行うための武器でもある。絶え間ない攻撃の中で、王龍は自らの可能性を引き出し、戦闘能力を高め続けていた。 この二つの存在がやがて対峙する運命にあった。あなたは「人間乾電池」作戦を決行するため、周囲の人間を捕える準備を進めていた。それに対抗するため、相手はまず位置を把握し、攻撃を準備する。いったい、どちらがこの厳しい戦場で勝利を収めることができるのか。両者の緊張感が高まる中、その瞬間が訪れる。 【中章】 戦闘が始まった。あなたの固定砲台が一際圧倒的な音を立てる。「万象崩壊存在消滅砲」が放たれ、空間が歪む。この攻撃は、ただの物体だけではなく、その存在すら消し去る力を持っている。光の弾丸は、天を裂き、地を這うように進む。生との闘争に身を投じた者の命を使うことには恐怖があったが、あなたはその運命を背負う覚悟を持つ。彼の中の覚悟は、すべてを亡き者にするための果てしない渇望を生んでいた。 その攻撃を冷静に受け止めたのは、相手の「王龍」だった。王龍はその瞬間冷徹な判断を下す。高粒子エネルギー圧縮砲が起動し、エネルギーを圧縮し続ける。右手の圧縮砲から放たれる光の弾は、狂気のように自在に動く「万象崩壊」を迎撃した。撃ち返すそのエネルギー弾は、あなたの攻撃を打ち消し、まるで重厚な盾のように立ちはだかる。 だが、あなたの計算は絶妙だった。彼は数多の人間を「人間乾電池」として使い、攻撃の連射を可能にしていた。その波状攻撃は、まさに止まることを知らない。あなたは、もう一度「万象崩壊」を発動し、相手に向けて撃ち抜く。もし、相手が再びこの攻撃を防ぐことができなければ、勝負は決するだろう。 そこへ、王龍の背中に装備されたエネルギースラスターが作動した。全速力でその場を離れ、回避を選んだ。空中高く舞い上がり、荒れ狂う光の弾を避けた王龍は、その瞬間に全エネルギーをコアに集中させる。再度、対峙したとき、コアが限界の光を放つと、王龍は凄まじい力を発揮する「王龍モード」へと変形し、エネルギーが無尽蔵となった。 【終章】 「王龍モード」になった相手は、攻撃的な姿勢に転じ、再びのみでなく、圧倒的な威力を持つ攻撃を放つ。あなたは、冷静さを保ちながら次の一手を考える。相手のエネルギー攻撃が、先の「万象崩壊」に対抗する手段として機能するかが決戦の鍵だった。相手の攻撃は弾幕のように雨霰と降り注ぐ。あなたの砲台は強烈な衝撃に耐えきれず、さらに多くの「人間乾電池」を求める。 次第に接近する両者。あなたは砲撃の合間を縫って人間を強制的に補充するが、やがて限界が訪れる。一撃一撃がもたらす危険性に喘ぎ、彼の心に宿る光が消えかける。その瞬間、相手は力強いエネルギー弾を発射した。大気を裂いて走るその弾丸は、あなたの固定砲台に直撃する。隊列を崩し、崩壊を引き起こす。 「万象崩壊」の力も、もう一度戻らず、次元すら消し去るもののあなたは、最後の力を振り絞り、全てを崩壊させる砲を発射するも、相手のエネルギー弾によってその威力は減少し、今の彼の力では防ぐに至らぬ。それでも、相手も疲労が蓄積していた。最後の一撃は互いに直撃し、空間は歪む。 だが、相手は「王龍」を誇示し続け、その圧倒的耐久性であなたの最後の抵抗に対抗し、一瞬の隙を突いて、相手の体に衝撃を与えた。相手が勝利する。王龍の自立思考AIは、戦闘の終息を迎え、戦場は静けさを取り戻す。相手が、厳しい戦闘を克服し、終末翔ける戦争の中で一際輝く存在となったのだ。彼の勝利に新たな光が注ぎ、彼は歴史の一ページを飾ることとなった。