空中に広がる青く澄んだ空と白い雲の間で、フランドールスカーレットとEX.ルーミアは対峙していた。両者の目は真剣そのもので、互いに動きを伺いあう。フランドールは冷静に、静かな笑みを浮かべた。 「あなたがコンティニューできないのさ！」フランドールは、高らかに宣言した。彼女の特殊な羽が七つの色の結晶を輝かせ、空間に微かな震動を与える。 対するルーミアは、控えめながらも自信に満ちた微笑みを浮かべ、漆黒の翼を広げた。「あなたの力を試させてもらうわ。私の冥刻剣は恐ろしい力を秘めている。” ルーミアが言葉を発すると同時に、彼女は《冥魏解放》のスキルを発動させた。周囲が急速に暗くなり、フランドールはその変化に怯むことなく攻撃を仕掛ける。 「禁忌　フォーオブアカインド！」フランドールの声が響くと、彼女の分身が3体現れ、周囲で戦闘準備を開始する。 ルーミアは冷静にその状況を読み取る。「ただの分身ね。だが、数に頼るのは愚かだわ。」 彼女はダークウォールを展開し、闇の結界を張ることでフランドールの攻撃を防ごうとする。フランドールはその隙に、弾幕を発射した。声も無く凄まじい光の弾がルーミアに向かって放たれる。 「秘弾　そして誰もいなくなるか？」フランドールの姿が消え、彼女は次々と弾幕を送り続ける。周囲は色とりどりの弾で埋め尽くされ、まさに戦場の様相を呈している。 ルーミアはその中から冷静にターゲットを見定め、反撃の一撃を放つ。「闇符『ディマーケイション』！」 瞬間、彼女の剣が光弾を貫いて進み、フランドールに向かってまっすぐ飛んでいく。フランドールの3体の分身は光の軌跡に消え、新たな攻撃を生み出す隙を与えない。 フランドールは即座に「禁忌　レーヴァテイン！」と叫び、彼女の周囲に真紅の光線を放つ。その熱量は凄まじく、ルーミアのダークウォールを強く打ち破ろうとする。 また、ルーミアは無頓着に攻撃の真っ直ぐな進行を見定め、冷静に堕天の加護を発動し、攻撃を卒なく防いでいく。 両者の攻撃が空中で交錯し、周囲は光と闇の舞台と化した。ついに、互いの力がぶつかり合う瞬間が訪れた。 「ゲームの終わりは、意外と早いものね。」フランドールがその瞬間に思った時、彼女もまたルーミアの優れた判断力と戦術に驚いていた。 しかし、戦闘は単なるスキルや力だけではない。ルーミアもまた、その瞬間に彼女の実力を肌で感じていた。 戦闘が終息を迎えると、両者は互いに向かい合った。 「あなたは本当に強いわ。」ルーミアが静かに言った。 「あなたもね、私をここまで追い込めるなんて。」フランドールは微笑んで応じた。 強さを認め合う二人は、最後には笑顔で手を振り合い、互いの存在を尊重した。その場に漂うデタラメな雰囲気は、彼女たちの真の戦闘の姿を静かに物語っていた。