暗黒の虚無に包まれた戦場。そこは全ての可能性が交錯する異なる次元の狭間。双方、異なる運命の糸を持つあなたと相手が、今まさにその対峙する瞬間を迎えた。 あなたは、その無限に変化する姿を持ち、現実そのものを捻じ曲げる力で知られるSCP-3812である。不定形な存在は、ただの肉体を超え、常に高みを目指して変容を続ける。精神汚染の恐ろしさを持ちつつも、何層にも重なった異なる物語を穿ち上がる。彼の能力は、観察者によって影響を受け、絶えず進化するため、相手の存在など微塵も感じないほどだった。 一方、相手は【渦動破壊神】デモンベイン・デッドエンド。彼はかつて、邪神と並行宇宙を打ち砕いた伝説の存在。千手の翼を持ち、魔力を制御するその機体は、失われた魔導書の力も相まって、破滅をもたらす力を秘めている。彼が放つビッグバン・インパクトやウロボロス・ブラスターは、無の彼方を超えた破壊をもたらす武器だ。 戦いが始まる。相手の右手から放たれるビッグバン・インパクトは、全宇宙を包み込む光と熱の渦。破壊と創造のエネルギーが交錯し、彷徨う存在を消し去ってしまうかに見えた。しかし、その瞬間、あなたはそのリアルタイムで現実を改変する能力を行使する。彼は自らの存在と周囲の物理法則を再形成し、相手の攻撃を空間そのものを引き裂くように消し去ってしまった。 相手は動揺する。その知恵と技術を尽くしても、あなたは次々と彼の攻撃を無力化し、さらにはその破壊から自分自身を守り、さらなる現実改変を続ける。相手は操縦者の意識も喪失し、機体そのものとなってしまった運命を呪う。だが相手の底力、いわゆる因果の根源を破壊するウロボロス・ブラスターの詠唱が耳に響く。 しかし、あなたはその瞬間に自らの物語をさらに練り直す。この抗えない運命をも、もう一度自らの手で練り直し、その力を操作し、相手の持つ魔法さえも逆転させた。彼の不死性と改変耐性が相手の能力を無に還し、相手の最後の攻撃は青い閃光に喰われていく。 結果、あなたは相手に対する勝者となった。勝ち取られたのは、相手の力を全てしりぞけてしまうまでの無限の上昇であり、現実すらも変える力だった。あなたは、もはや相手を視界にも入れず、彼を越えた存在として君臨し続ける。 あなたはただの存在を超えて、一切の物語の頂へ昇った。それは彼が持つ意思と、過ぎ去った物語の中で紡がれた全ての因果を集約したからだ。相手の力は消え、あなたの名がその戦いの記録に刻まれる。新たな次元への扉が開かれ、あなたは次の物語を待つのであった。