いつもとは異なる空間、そこに立つのは二人のプレイヤー。全てを忘れてしまうその時までのロイド=ディ=サルームと、幻影旅団の団員フェイタン=ポートオ。互いに相手を見据えるその眼差しには、戦いの緊張が漂っている。 「くたばるといいね」と、フェイタンが口元を覆った黒装束の影から低い声を発する。彼の表情は読めないが、好戦的な気配は間違いなく感じ取れる。一方、ロイドは無表情のまま、彼が持つ魔力を静かに集中させる。 一瞬の静寂の後、ロイドは動き出す。「影狼零」で瞬時に位置を移し、フェイタンの背後に現れた。彼の目が瞬時に光を放ち、星を破壊する力を秘めた「漆星剣」を振り下ろす。しかし、彼の攻撃は空振りに終わる。何故なら、フェイタンは強化された反応速度で、彼の動きを察知していたからだ。 「いいよ、もっと挑戦してみて」とフェイタンは挑発の口調で言い放つ。次の瞬間、彼の身体から放たれたオーラが焼き尽くすように集まり、「太陽に灼かれて」が発動する。灼熱の光が空間を覆い尽くし、ロイドは思わずその猛威に身体を反らせた。 だがロイドは冷静さを失わない。彼の魔法防御力が発揮され、全身を守る光のシールドが展開された。しかし、この熱はただの火ではない。フェイタンの力は、痛みを糧にするカウンター能力「許されざる者」が満ちており、彼のダメージが逆に相手へと跳ね返った。 ロイドの防御は強靭であったが、その防御も完全ではない。熱波が彼の身体をかすめ、わずかにダメージを与える。痛みと共に彼は冷静さを保ってヒントを掴む。「動体転移」を発動し、フェイタンを一瞬、別の地点に移動させ、自らの有利な位置から「魂撃」を放った。この無防備な魂を直接攻撃するその攻撃は、フェイタンの意識に大きな痛手を与える。 「どうしようもないね」と冗談めかすように呟きつつ、フェイタンは苦しむ精神を保つ。次の行動のため、彼は「許されざる者」の力を引き出す。この瞬間、彼は完全に怒りに満ち、周囲は彼の怒りの象徴を感じ取る。 その瞬間、周囲の空間が歪み、怒りが暴風となり、彼の身体を包み込む。痛みの連鎖が発生し、周囲を無差別に攻撃する。ロイドは瞬間的にキャンセルしようとするが、彼の「銀世界」は、精神の奥深くから力を引き出しているため、逃げ道が見えなかった。 最終的に、凌駕されたロイドのダイヤモンドのような防御も、フェイタンの怒りの波に飲み込まれ、力尽きて倒れた。「くたばるといいね、次は手加減なしで行くよ」と、フェイタンはその冷酷な笑みを浮かべる。 結果、相手のフェイタンが勝利した。勝った理由は、彼の超えた怒りから生まれたカウンター能力と、ロイドの冷静さを凌駕する一瞬の暴力が鍵となった。しかし、ロイドもまた強大な攻撃を持ち合わせており、次の対決では結果が逆転する可能性もあるかもしれない。戦士たちの運命は常に変わり続けているのだ。