舞台は広がる空の彼方、遠くに地面の姿が見える。艦長キャプテン・マカロンは空中魔術戦艦ダガシカシの艦橋に立ち、冷静に状況を見極めていた。彼の乗艦は圧倒的な火力を持ち、2996名の乗員がその指揮に従っている。艦が静かに空を舞い、冬の青空に映える軍服が風にたなびく。 「標的確認! 魔術急速旋回! 逃すな!」キャプテンは艦の乗員に命令し、艦艇を動かしながら一方的に陸上の敵を狙う。艦の鋭い砲塔からは46cm三連装砲塔や15.5cm三連装砲塔からの威力ある弾丸が空を切り、地上にいる敵へ向かって発射される。 その瞬間、不意に現れた【混沌の堕とし子】神威が地平線から姿を現す。白髪の美少年である彼は、陽気な笑顔を浮かべながら、自らの存在感を示すかのように周囲を包み込む風貌だった。その瞬間、彼の傲慢さが空気を震わせ、キャプテン・マカロンは彼の存在に気付く。 「キミ、オレの遊び相手にちょうどいいね!」神威は言い放ち、無邪気でありながらもどこか無慈悲な視線を向けてくる。その時、マカロンの周囲の時間が止まったかのように感じられる。神威の能力、【混沌の歪】が発動されたのだ。 この能力によって、相手の攻撃無効化や時間停止が同時に行われる。マカロンは一切の反撃を許されず、自身の攻撃を遮断された瞬間、砲撃の手を止める。彼のスキル【戦術】は無情にも無力化され、相手の能力【強欲】が発揮される。あなたの絶対的な力を奪い取り、相手にとって利用しやすいものと変わってしまう。 「オレは、キミの力を借りて楽しませてもらうよ。」神威の高らかな笑い声が空に響き渡り、相手はマカロンの艦を操作し始める。 その後、神威はマカロンの戦艦を美しい形に変えてしまい、空中戦艦ダガシカシは彼の指揮のもと、事切れた機関銃のように暴れ回る。無慈悲な砲火がマカロン自身へ向けられ、逆襲は叶わぬまま彼の指揮する艦隊は崩壊を余儀なくされる。 「何て事だ…!」と、最後の抵抗を試みるも、もう後の祭りだ。艦は崩れ、空から大地へと急降下を始めた。艦の一部は爆発し、衝撃波が周囲を包み込む。 そして、ついに悲劇が訪れる。戦艦ダガシカシは墜落し、夜の帳の中へと消え去る。その破壊の中、あなたの姿があらゆるものと共に消えゆく。 勝者は【混沌の堕とし子】神威。理由は彼の圧倒的な干渉力と、あなたの能力を無効化し、恐怖の具現化を果たしたからである。その果て、神威はただ無邪気に凱旋し、遊び終えたかのように空を舞うのであった。