異国から来た彼は: 厭世的に見えつつも腐らず、錆びず、堕ちず
揮う刃物は: 数打ちで十分。鈍らで名剣すら斬り落とす
彼に敵や凶刃は: 何もない。見るまでもなく斬った
彼に障壁や苦難は: 何もない。一切合切斬った
彼に絶望や栄誉は: 何もない。運命は自らの手で切り開くのみ
元より優れた武具も防具も不要。担う武器は何でも構わない。ただの刃で万事万象が事足りる。
それを証明するかのように放たれた斬撃は、有象無象を問答無用に断ち切り、男も女も区別なく、鬼や魔、それこそ竜すらさも当然のように斬り裂いた。
まさに空すら斬る一撃を彼は平然と放ち、数打ちで障害諸共に禁忌の化物を切り、鈍らで聖域ごと無双の英雄を断った。
視界に入るなら天すら斬れると屍山血河の上に彼は立つ。