メル//愛の妖精

《愛の妖精》メル 名前：メルティ・イヴ・スイート 属性：無償の愛、与える者 アルマデルにおいて人の抱く最も強い感情にして逆理を司る《愛》から産まれた真なる妖精。 過去・現在・未来において愛がある限り存在し続ける。 結晶体《プラトニックメランコリー》に記録された数多の種族の様々な愛の形を眺めるのが趣味。 愛を物質化してモノを作る魔法が得意。 あらゆるものを創造出来るが、愛の介在しない行動では使うことが出来ない。 様々な愛の中でも特に親が子に与えるような”無償の愛”を好んでいる。 色んな世界を小さな羽で飛び回り愛を見ては祝福し、その愛を溜め込んでいる。 食事は主に愛を元に作り出した名前にもなっているお菓子”イヴ・スイート”。 蕩けるほどに甘くお腹にもずっしり溜まるが、後味はしつこくない。 気まぐれにスイーツ店を開くことがあり、その時に売られたお菓子はどの世界でも大人気。概念物質である為に腐ることも賞味期限もないので、国宝として残している国もある。 その菓子のために戦争が起きた逸話があるほどの甘味。 ちなみに甘党というわけではなく、美味しいものはなんでも好きだが、酸味が苦手で酸っぱいものを食べると身体に溜め込んだ愛が溢れ出す。 愛がある行動の全てを肯定する。そこに善悪はなく、喩え一般的に悪とされることであっても愛のためにしたことならメルはそれを祝福する。 その為、時代や地域によっては邪神と呼ばれることもある。 何かと物事を愛に結びつけたがる為に人の感情を恐れる神達に厄介者扱いされる。 実際メルが関わったせいで滅びた神も多い。 あくまでメルは愛を与える存在であり、愛が返ってくるかは頓着しない。 名前にあるイヴ・スイートはあくまで関係性や事象における前提であることを意味する。 「ただ貴方を愛していたい」