...今までありがとう。 私は人間じゃなかったけど、あなたのお陰でここまで来れた。 大丈夫だよ。 私も、新しい友達ができたんだ。 《 第9惑星"ミズガルズ" 旧地下王国 君主 「アガルタ」》 「この名前は捨てようと思うの。」 「こんなことをした私を、もう誰も私とは呼ばないだろうしね。」 名前:アガルタ ( 旧称:アリス ) 年齢:約1000 製造年月日:2098/04/14 身長:156 体重:不明 外見イメージ: ・青みがかった灰色の長髪、ほのかに諦観を感じる横顔 ・うっすらと青い瞳孔、繊細な全体像 ・老化を感じないきめ細かい白い肌 ・露出を控えた衣装 ・髪留めに透明な花のアクセサリー ・普段はそうでもないが、運動すると筋肉質なのが伺える ・脳内イメージとはかなり違うけど、 「胸のないシロコ*テラー」を想像していれば大体は大丈夫 《 武器解説 》 ※先にやっておきます Δ:武器名称:「アガルタリア」 名称由来:伝説の地下王国「アガルタ」より ※武器の名づけが先、武器から自分の名前をとった。 武器外見: ・うっすらと青に染まった白銀の長剣 ・各部に刃方向と60°程度のスリット ・柄に縦長六角形の黒い意匠 ・六角形の中央に縦長の水晶のような透明な四角柱 ・若干白色に近い蒼に変色しており、微かに光を発する ※自作で立体化済み 性能詳細: 「エコー」※1、「RED UNBREAKABLE」※2のデータと、世界崩壊後のデータを合わせて作られた長剣。 元々のコンセプトを崩すことなく、バンダースナッチ※3とエーテル※4の操作に特化しており、後の改造で命海※5を強制的に導く機能「星海渡り」が増設された。 刃に開けられた複数のスリットは「粒子スリット」と呼称され、バンダースナッチの操作や命海への接続に活用することができ、安定性を向上させている。 一方で、「RED UNBREAKABLE」のような上限解放機能は撤廃しており、変わりに素の性能を安定させたまま、より高度なパフォーマンスを発揮できるよう、内部が改造されている。 スリット部分や水晶部分の変色は、星海渡りを行う際に発生する蒼い光の影響を受けて金属が変性したもの。 ※1 シリーズ:Ⅱ世界崩壊編、2098年において、バンダースナッチの発見後、より安定した兵器を求めて「RED UNBREAKABLE」を改良して制作された戦術兵器 また、シリーズⅢの最序盤において、世界崩壊を乗り越えたペイルから、記憶を全て失ったアリスに対し、初めて手渡されたものでもある。 ※2 同様に2098年において、バンダースナッチの軍事利用を目的として制作された長剣。 「意識体」との共同利用を想定している ※進んだ注「意識体」 人間の意識を取り込むことで、機械の完全なる意識発現を起こすことを目的とする計画「意識体計画」の産物。 複数の人間の意識が用いられている ※3 シリーズⅡ世界崩壊編にて、「意識体計画」が発端となり発生した真紅の粒子 機械の自我そのものであり、かつては一度敵対したものの、それらに自らの覚悟と意志を示すことが出来れば、その紅は翠に変わり、「粒子解放者」を包み込む。 ※4 シリーズⅡ中盤、「流星事変」の前後で観測された粒子。 通常とは比較にならない程のエネルギーをもち、かつ粒子としてかなり安定であることから、より高度な文明の機械を支える技術として期待されていた。 シリーズⅢCINDER以降で用いられる機械は、ほとんどが動力をこれにより依存している。 (一部アニムス分裂炉心という例外は存在する。) ※5 シリーズⅢ後半にて、旧第十二協会の地下13階展望室から発見された未知技術=特異点。 これを経由し、残高のように引き出すことで、無理やり魂を持つ肉体を想像できる。 この肉体に対して意識を入れることで、生命と同じように活動を始める。 シリーズⅣでは、この原理こそ周知されていないものの、「錬金術」と呼ばれ、人々に親しまれている。 《 人物詳細 》 第9惑星地下王国君主にして最後の生き残りであり、 解放戦線の記憶を完全に保持している意識体が肉体を得た姿。 意識体としての意識を機械の体から抽出し、命海を通して作り上げた肉体へ移している。 《 人物詳細:性格 》 悲観的で冷静、寡黙だが、時折子供の頃を思い出したかのように喋り出すことがある。年頃の少女らしい口調。 末尾が消えかけたり、か細かったりする訳では無いが、どこか心配や不安定さを感じさせる声のトーンで話す。 大抵の物事は見聞きし、知っているので、あまり驚くことは無い。 だが、世界の現状については疎いようで、世間知らずな面を見せることがある。 外見に反して身体能力が高く、大きな武器や荷物でも軽々と持ち運び、数十km程度なら荷物を持っていても平気で走り抜ける。 身体能力を使って人助けをしている時は、いくらか表情が安らいでいるのが見て取れる。 一方で、「操縦/運転」のセンスは絶望的であり、錬成生物※6に乗せても振り落とされそうになり、機械を運転してもすぐ事故を起こしそうになる。 本人は少し不服なので何度も挑戦しようとするが、周りに止められる。 ※6 「錬金術」によって作られた生物 核となるアニムスを持ち、ほかの生命同様成長し、生殖することが可能 シリーズⅣにおいて、地球の原生生命はどの星にも存在せず、そのほとんどが錬成生物である。 《 人物詳細:戦闘 》 「アガルタリア」を用いて、「星海渡り」を主軸として戦闘する。 基本的な剣術・体術の他、搦手を使用して広域の頭脳戦を行う。 「星海渡り」により、空間同士を命海を経由して繋げる。 繋ぎ方には2種類あり、 ・直接接続...命海の区間を設けず、直接的に空間どうしを繋ぐ ・間接接続...命海の区間を設け、空間の狭間同士の間隔をあける 方法が存在する。 前者は主に遠隔で剣戟を発動するときや、瞬間移動を行う際に使用し、 後者は時間差攻撃や、無機物質を通す場合のみに使用する。 ※「接続方法を分けている理由」 シリーズⅣにおいては、命海の性質上、生命が入った場合は徐々に溶けだしてしまう。 そのため、自身や味方を移動する際は命海に直接接触しないようにし、錬金生命でないものは間接接続で移動している。 星海渡りを応用した技のうち、いつも使うものは主に2つ 〇剣の複製 命海を通して繋いだ境目のうち、出口側だけを複製することで、剣自体の複製を行う。 例えば、これを敵の上空で無数に行えば剣の雨になったり、 追われている最中に間接接続で剣を投げておき、敵の死角から複数の剣で攻撃するなどがあげられる。 ※「命海を通して複製した物の残留の可否」 結論は可能。 だが、残留するのは命海による事実的な複製ではなく、バンダースナッチによる模造品である。 完全に命海に由来するものが残らないのは、保存則の観点から言うならば、 「存在を希薄にする代わりに本数を増やしている」ため。 詳細や感覚は、「バナッハ=タルスキーのパラドックス」を参照するといい。 (一応、核さえ搭載すれば、命海による簡易錬成での複製は可能。 ※これをやっているのはゲブラ(K.G.R.G.-H) ) これとバンダースナッチによる複製の原理の違いは、 「実際にやっているか否か」 B粒子の複製は、粒子を用いて構造を真似し、それを沢山作っているだけの為、実際に量が増えている。 今回の複製で行っているのは、 希釈 ⇒ 粒子による補完 ⇒ 降らせる ⇒ 粒子回収 ⇒ MXWで凝縮 というプロセス。 剣を複製したままにしておくと、敵に使われる可能性があるほか、とても邪魔なので残さない。 〇剣の巨大化 命海を通して巨大化させた剣を天上から呼び出し、一帯を攻撃する。 先程と理屈自体は全く同じ。 「薄める」という操作の目的を、沢山作ることから大きくすることに変えただけ。 同様に邪魔なので残しはしない。 Δ:英雄の召喚 星海渡りにより、遠方の世界を直接接続することで、人をワープさせる技能。 最終決戦で主に使用した。 (ここでの英雄に相当するものは、現実世界の偉人ではなく、物語内の他の惑星に住んでいる人々のこと。 具体的に指定するなら、「シリーズ:Ⅳ」タグがついているうちのほぼ全員 おおよそのストーリーは来歴を参照)