陸生の竜を素材として製造された第三の竜鎧。従来機を超える堅牢性を持ちながらも比較的軽量。その上背部の大型ブースターと加速の魔術の補助により防御と運動性を両立させた。魔術による機体や武装の強化のテストベッドとしての側面も持っている。 性能こそ高いものの機体や武装性能が大味かつ極端で乗り手を選ぶ。また、素材となる竜は強大な上に生息数の少ない種である為に、竜鎧由来の生産性の低さに拍車が掛かっている。 竜鎧とは? 竜の骨格や筋肉、甲殻を素材の一部として製造された有人式の機動兵器。尻尾を有する点や頭部造形が竜に似ているのは素材の名残りと言える。その製造方法から当初は竜骸の名で呼ばれていたが、有人兵器に骸と付くのは縁起が良くないとして後に「竜鎧」と改められた。純機械製の機動兵器よりも重量出力比や装甲強度に勝っており、自己再生能力による継戦能力の高さ等利点もあるが、竜を素材とする都合上 生産性には多大な問題を抱えている。 有機的な面がある為か、竜の肉体の一部を素材とした為なのかは不明だが、従来の機動兵器では尽く失敗に終わった機動兵器による魔法の行使が可能となっている。