むかしむかしあるところに悪い闇の大魔女ヴィシャスとその娘グリムがいました。 グリムは親であるヴィシャスと違い優しい心の持ち主で人間を虐殺するヴィシャスに対して憤りを感じていました。 そしてある日ヴィシャスが出かけている間にグリムは荷物をまとめて家を飛び出しました。 そこである1人の男と出会います。 彼はの名前は光の魔術師ブライト。 衝動的に家を飛び出し住むところのないグリムはブライトに助けを求めます。 そんなグリムをブライトは快く家に招き入れます。 そして2人は同じ屋根の下で暮らし始め惹かれあいやがて結婚しました。 そしてそれから3年後魔女は可愛らしい双子の兄弟を出産しました。 兄はグリムの闇魔法を引き継ぎシェイドという名前を与えられました。 弟はブライトの光魔法を引き継ぎグロウという名前を与えられました。 それから家族は10年間仲睦まじく過ごしていました。 しかしそんな日は長くは続かなかったのです。 その日シェイドは友達の家におり、不在でした。 家にいたのはグリム、ブライト、グロウの三人でした。 そこになんとグリムを探していたヴィシャスが押しかけていたのです。 ヴィシャスはグリムの幸せを破壊する為にブライトとグロウを殺害しようとしました。 ブライトはグロウとグリムを守る為に必死にヴィシャスと戦いますがヴィシャスが召喚した使い魔に背後から心臓を貫かれ死んでしまいました。 そして使い魔はグロウにも襲い掛かります。 しかしグリムがグロウを庇い、代わりにグリムが死んでしまいました。 後継者が居なくなったためヴィシャスは仕方なくグロウを代わりの後継者として誘拐しました。 シェイドは家に帰り心臓を貫かれ死んでいる両親の姿を目撃しました。 シェイドは必死に両親を起こそうとしますが両親は目を覚ましませんでした。 泣き叫ぶシェイド。 そして気づきます。 「グロウがいない!」 どこを探してもグロウが居ないのです。 シェイドはグロウを探す為に旅に出るのでした