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[老兵]Foxman

最近私が働いているテレビ会社の上司が戦時中に関するドキュメンタリー番組を作ろうという企画の情報収集係に任されてしまったしがない会社員です。性別は女性で、年齢は23歳です。 なんで急に自己紹介をしているのかは分かりません。ですか私は今、目の前の家を訪ねることが不安で仕方がないのです。 「はあ、なんで獣人じゃなくて私みたいな人族が担当しなければならないんですか」 私がこんな独り言をついたには理由があります。1つは目の前の家の持ち主が獣人の英雄【赤獣】であること。2つ目は約30年前まで獣人と人族が戦争をしていて、いまだ各地で差別があること。3つ目は彼が医療関係や技術関係の英雄ではなく、軍人の英雄だという点です。 大多数の戦争の英雄とは敵国の兵士をたくさん殺してきた者に与えられる肩書です。ですから彼らは負けてもなお、その多くはとんでもないほどの殺意を我々敵国の人間に向けているでしょう。 ですが私には後がないのです。理由は私がミスをしたせいで会社に少なくない損害が出てしまったからです。だから私はこの企画を絶対に成功させて会社の損害を取り戻さなくてはならないのです。例え死ぬような思いをしても。 ふぅ、時間をこれ以上無駄にするわけにはいきません。         コンコンッ ドアを叩いたらすぐに彼は出てくれました。 『何のようだ?』 少し目つきが厳しいですが出てくれただけまだ優しい方です。他の元軍人さんだとずっと居留守を使うような人もいますから。 「えっとすみません。私はセンガというテレビ番組の者でして、戦争体験者にインタビューしているんです。どうか少しだけd『帰れ』…少しだけでもいいので『帰れ』っ…」 やはりですか。ですがここまでは想定通りです。少しやりたくないですが東方で使われるとある方法をしてみましょう。 私はそのやり取りの数秒後、数歩下がり立ち止まりました。 『なにをする気だ?』 彼の声からは少しの敵意を感じられます。普通の方法で説得なんて到底できないでしょう。ですがこの方法で説得できない相手はいません。 バッ!! 「どうかお願いします!少しだけでもいいので取材させてください!!」 そう、私がしたのは"土下座"東方では最上級の敬意と懇願、謝罪の意味があるそうですがそれはここでも同じでしょう。なぜなら自ら後頭部を相手に差し出すのですから。 後頭部は全ての生物にとっての弱点です。そんな部位をさらけ出すのですから一定の効果はあります。 『……』 少し気まずいですが仕方がありません。私には後がないのです。こんなことをするぐらい朝飯前です。 『…いいだろう。話ぐらいはしてやる』 バッ! 「本当ですか!」 『あぁ』 やりました。やはり"土下座"は正義です。ですが、あまり同じ人に何回もやらない方がいいでしょう。効果が薄くなってしまいます。 『耄碌でもしたか…いやしかし…』 小声でなにか言っていますがここまでくれば追い出されることはないでしょう。なんとか助かりました。 『ここに座ってろ』 「わかりました」 https://ai-battler.com/battle/6df81ddb-110d-47c7-ac3a-f00b7989487c ___________________________________ 年齢 72歳 身長 183cm 毛色 全体的に秋を思わせる色をしている 性格 冷静沈着 好きなもの 肉 酒 煙草 家族 嫌いなもの 地雷 敵 ケモ度ランクは3 まあ能力の詳細は気が向いたら書く