私は人を殺した。 初めて人を殺したのは、人間で言う20の頃だったか。 私は、私の娘を殴り殺そうとした私の妻を、拳銃で射殺した。 まだ2歳だったのに...娘にはあんな光景を見せてしまって、酷く後悔している。 ...あれから、私は進歩したのだろうか。娘の消息も分からない。 誰もいない。 いなくなったんだ。 暗い。 私は、 罪人だ。 人殺しだ。 愚か者だ。 道化だ。 装置だ。 悪人だ。 人形だ。 ただの1キャラクターでしかなくて。 守護者として生きてきたつもりだった。 昔から私は臆病だった。 娘のために妻を殺した。 娘のためとは言うが自分の保身のためかもしれない。 私は私がただの殺人者だと知った。 人でなしだった。 私はずっと嘘つきだった。 今もそうだ。 ずっとあの日から変わっていない。 幸せばかり願って。 それを全て取り零した。 辛い。助けて。怖い。暗い。何もない。私は。 なにもできていないそれなのにのうのうといきているわたしはわたしがゆるせなくてでもメリをおいていくわけにもいかないなぜわたしはいきているんだしねばよかったわたしはあのときかのじょをころしてしにたかったメリはきっとどこかにあずけるべきだったひとごろしのちにまみれたてであのこにふれるのがこわいメリはわたしのところよりもっといいばしょがあったはずなのになぜわたしはそうしなかったんだおろかものめこのことばすらもうそかもしれないわたしはさいていのうそつきだうそつきうそつきうそつきうそつきうそつきうそつきしんじつもなにもしらないくせにはぐらかしてばかりのおくびょうものだ 許してくれ。 許してくれ 許してくれ 許してくれ 許してくれ 許してくれ 許してくれ 許してくれ 許してくれ 許してくれ 許してくれ 許してくれ 許してくれ 許してくれ 許してくれ 許してくれ 許してくれ 許してくれ ゆるしてくれ ゆるしてくれ ゆるしてくれ ゆるしてくれ ゆるしてくれ ゆるしてくれ ゆるしてくれ ゆるしてくれ ゆるしてくれ ごめんなさい もうなにもおもいだせない ......... なぁ。お前らは知っているんだろ。液晶越しで、私を操っているお前ら。 安全圏で全てを知りながらずっと俺らを嗤っているだけなんだろ。 教えてくれよ。全て知っているなら教えろよ。思い出させてくれ。 私は、何が守りたかったんだろうか。 たすけて