『新たなる扉の先へ…』 このストーリーは、『新たなる扉の先へ…』 『降臨の悪魔編』 の続きです… 変わらず私とNappa様への批判は一切お断りです… CHAPTER 1 『些細な日常?』 アルス=NEO『ああ…痛ぇ…またか…最近変な夢見るようになっちまった…』 フリーレン『アルス?大丈夫か?前の戦いで負傷してしまったんじゃ?』 アルス=NEO『大丈夫…だけど…その変な夢、偶に俺に語りかけてくる夢があるんだよな…』 フリーレン『本当に大丈夫か?』 ……… ゴォォォォオ……… 最強神王『………お前…悪魔の根源…!!』 キュイーン!!キュイーン!! 悪魔の根源が出現!!直ちに戦闘準備を! 悪魔の根源『…………今の時代の者は何処まで闘えるんだ?』 最強神王『チッ!!オール・ギャラクティカマグナム!!』 神王が放った気の弾丸は、悪魔の根源に向かって飛ぶ…だが…一瞬にして消え失せた… 悪魔の根源『強いな…後で痒くなりそうだ…』 その瞬間…!! 赤いガス?が一瞬にして周囲に広がる… 最強神王『視界を遮断された…ッ!?』 悪魔の根源『我が放ったのは悪夢…食らった者は一瞬にして戦闘不能だ…君もそうかな?』 最強神王『チッ!!てめぇ…!!』 悪魔の根源『邪魔者は消え失せろ。《目的》はそれではないがな…』 フリーレン『最強神王!!』 アルス=NEO『助けに来たぜ☆』 キーーーーン………… フリーレン『…耳鳴りがする…頭の中でナニカが這いずり回っているみたいに…』 最強神王『!?この周囲に来るな!!さもないと全員…!!』 フリーレン『…!?超賢者!!この煙?の性質は?』 超賢者『測定不能…分かりません…』 フリーレン『超賢者が言うなら…撤退!!すぐに引くぞ!!』 フリーレンはすぐさま最強神王を担ぎ走る… 悪魔の根源『ふっ…』 アルス=NEO『(なんだ?なんであいつは笑っている?もしかして…) 最強神王君…あいつ、何か言ってなかった?』 最強神王『ああ…《目的》は違うとかどうたらこうたらって…』 アルス=NEO『………《目的》は違う?どういう事だ?まさか…『死のブラックダイヤ』を完全に解放しようとしているのか?』 フリーレン『なにボーっとしてんだよ!早く行くぞ!!』 アルス=NEO『…………分かった☆』 フリーレン達を見届けた悪魔の根源はいつの間にか消えていた… ……… 最強神王『あれが悪魔の根源の能力…』 フリーレン『悪夢………食らいすぎちまった。…っ!?』 ???『お前等に未来はねぇ…全てを破壊しつくすだけだ…』 フリーレンの頭の中にダレカが話しかけてくる… フリーレン『お前…俺自身か!?』 ……… セラフィム『わが名はSeraphim…審判を司る神である…ディープ・ブルーよ…』 ディープ・ブルー『(セラフィムを鋭い眼光で睨む…)』 ???『こいつは深淵に潜む主…いや、前騒ぎを起こした伝説の黒龍の成体だ… 幼体と成体では天と地ほどの差が生まれる… 今こいつを解放し、自由の身にするとなれば デス・ブラックダイヤの騒ぎと両立し、世界は一瞬で崩壊するだろう… デス・ブラックダイヤの解放を進められている今、進行を止めるため… 行って来てくれ…ゼロ・ブライト…』 ゼロ『お任せを…ゼオス・アルバリオン様…』 次元の割れ目からゼロ・ブライトは世界に降り立っていった… セラフィム『結末がどう変わるか…悪の勝利か善の勝利か…』 ゼオス『我たちはここで見守る立場…どっちの味方にも敵にもならない… 悪にとってはアルス達は悪、アルス達にとっては敵は悪なんだ… 2つの正義がぶつかり合う時、勝負は決する…』 CHAPTER 2 フリーレンの生き別れの妹? フリーレン『今日もやる事いっぱいだったな…』 ヒルベルター『じゃあ解散!!』 フリーレン『うっし…今日は休めるぜ…』 ???『貴方、フリーレン様だにゃ?』 フリーレン『?どうした?まぁ…俺はフリーレンだけど…』 ???『やっと見つけたにゃ!!お兄ちゃん!』 フリーレン『うんうん…君の名前は?』 ネオン=ティアラ『無視すんにゃ…哀しいにゃ…私はネオン=ティアラ!!ネオンって呼んで!』 フリーレン『で…ネオン…俺、兄妹だって事も知らねぇんだが?』 ネオンによるとフリーレンが生まれた時、その後生まれたが、フリーレンはその時何処かに行ってしまったらしい… フリーレン『だから生き別れで知らない訳だ…って…俺なんで何処か行ったんだ? …分かった。コズミックブレイクに襲われた時、俺は…そして今の世界は俺達とアルス達の世界が混合しているからネオンは俺に出会えたってわけか…だがなぁ等詳しい事はメンドクセー。 ネオンの言う通り、信じるぜ。』 ネオン『ありがとうにゃ!!』 ゴォォォォオ!! フリーレン『おいおい…敵か?折角休めると…って…ネオンが居ねぇ!?』 ネオン『デイ・オブ・ライト!!』 コォォォォォォォォォォォォ… ???『チッ…邪魔だ…』 ネオン『ん?ふぎゅ!!』 フリーレン『おーい。大丈夫か?相手は多分…』 超賢者『スピネルの手下ですね…』 フリーレン『逃がしたと思って彼奴を追いかけよう…アジトが分かるかもだからな。』 ネオン『OKにゃ☆』 CHAPTER3 『大いなるチカラの誓約』 コズミックブレイク『………誰かいるな?』 ゼロ・ブライト『…………バレた?』 コズミックブレイク『…次元斬』 ゼロ『交渉はなし…か。インフィニティ・ウォール!』 コズミックブレイク『(こいつ…概念系か…)破壊。』 シューーーーゥ… ゼロ『(俺の無限を破壊した?何故、こんな奴に?)』 コズミックブレイク『超神星爆烈。』 ゼロ『やるしかねぇかぁ…出来ればやりたくねぇけど…《無の覇撃》!!』 その時、ゼロの姿が消え… ゼロ『致命傷不可避だぜ?』 不可視の波動がコズミックブレイクに向かっていく… コズミックブレイク『ちっ…!!』 ゼロ『ほう?………コレ以上やっても無駄だ…何故なら周辺に悪魔の根源の気配がする…そしてこいつ、死なない………まさか《デス・ブラックダイヤ》が完全に?いや…まだ時間はあるはず…』 コズミックブレイク『図星だよ…』 ゼロ『なっ…!?まさかもう…』 コズミックブレイク『てめぇはここで死んでもらう。後々計画の邪魔になりそうだからな… いや…』 ゼロ『俺の無限の壁は概念系だ…だが、概念と概念が交わり合って生成される… これを初見で見破るとなると…コズミックブレイク。じゃあな…』 コズミックブレイク『逃げたか…だがこちらにも好都合だ…』 ゼロ『今は彼奴より深淵龍の調査に行かねぇと…七つの大罪は後でもいいな…』 ……… 天空では白狐がいた… 白狐『これからもっと忙しくなる…』 ゴォォォォン…………!! 白狐『?何だこの音?』 ???『スカーレット・ブレイク…』 白狐『なっ…この赤い気は…貴様…誰だ?』 Nexus『俺はアルス…Nexusと呼んでくれ。』 白狐『………(何故…アルスが2人居る?まさかこいつは別世界の?だが…何故此処に?)』 白狐『此奴…敵か!!スペースディメンション!!』 Nexus『オムニポテンシャル・ゾーン…』 白狐『ゾーン?領域か?いや…自身の戦闘能力向上か…』 Nexus『デス・ディストーション………』 その時、Nexusの周りの空気が著しく変わった…そして… 不可避の打撃が振り下ろされる… 白狐『くっ…調子に乗るな!オーバークロスレイン!!』 Nexus『…遅いな。』 《テンペスト・デス・ディストーション》 不可避の打撃の連打が白狐に襲いかかる… 白狐『………さっきの強化版…か? まぁいい………』 《歴史改変 オーバークラッチ》 白狐『くっ………Nexus、か…後々…厄介なことに…いや…そうでも無いかも知れない…奴は…』 Nexus『じゃあな…お前には興味がない。』 ……… 混沌の王『無もなき最恐から、ゴッドΩオーブ入手不可能?じゃあ初めはフリーレンからだ…』 ……… フリーレン『なぁなぁ…アルス。』 アルス『何?』 フリーレン『三大最恐神格物…って知ってるか?』 アルス『なんだそれ?』 フリーレン『一つあるだけで世界の殆どが吹っ飛ぶ程の物だぜ? そしてその一つ…ゴッドΩオーブはTHEWORLDABOUTの心臓なんだ…全面戦争集結した後から彼奴の気は無い…まさか彼奴が倒されたとなると…』 アルス『スピネル達にそれが取られた?』 フリーレン『ああ………その可能性が大いに…っ…!?』 ヒルベルター『おーい…って大丈夫か?』 フリーレン『いや…大丈夫…って!? おいおいおいおいおい!!』 フリーレンの後ろに…謎の次元が? フリーレンは強力な引力によって次元へと引っ張られる… ヒルベルター『…!?不味い!アルス!引っ張られんなよ!!』 アルス『OK☆…あ。フリーレンは?』 ヒルベルター『……………』 謎の次元にて… フリーレン『なんだ、ここ…』 THEWORLDABOUT『………来たか。』 フリーレン『お前は…THEWORLDABOUT…』 THEWORLDABOUT『久しいな?貴様らは我が死んだと勘違いした用だが…残念だったな…』 フリーレン『なんで…お前の気は…』 THEWORLDABOUT『感動の再会もこれまでだ。じゃあな。ここにヴォイド・エターナルが来ているんでな…』 フリーレン『おい!待て…うっ!?ヴォイド・エターナル………すんげぇやべぇ!! これ…俺やばくねぇか?』 その時…何処から次元の割れ目が… アルス『OK☆間に合った!!』 ヒルベルター『もうちょっと遅れてたら終わってたぜ?』 アルス達が来た瞬間…絶大なエネルギーを放つヴォイド・エターナルは動きを止めた… フリーレン『あのブラックホール、なんで止まった?まさか…知能があるってのか?』 ヒルベルター『なにしてんだ!!早く行くぞ!!』 次元の割れ目にフリーレン達は入り、なんとか逃げる… フリーレン『はぁ…助かった!!』 ……… ピキピキッ!!ビキ… 黒い宝石は青い宝石に封印されているが、青い宝石にはどんどん亀裂が入っている… 黒い宝石は、少しずつ大きくなっている… スピネル『さぁて、後もう少しだな…ここで邪魔が入らなければ…だが、彼奴等の事だろう…確実に来るな。迎え撃つか?』 悪魔の根源『いいや…このデカブツより優先順位が高いのは他にも…禁忌を解放するか、七つの大罪の根源を解放するか…』 スピネル『もう1回ジェネシスん所に行かねぇといけねぇのか?彼奴絶対協力する気もなくなったと思うんだが?』 コズミック『さぁな。今作戦を遂行しなければ時間がねぇんだ…まぁ俺達もフリーレン達も同じなんだけどな。』 悪魔の根源『………今我が出向いてやる。今一度彼奴等を襲撃する…』 CHAPTER4 『死』 フリーレン『ヒルベルター…っ!?』 ゴゴゴゴゴゴゴ…!!!!!! ヒルベルター『この気が狂う程の威圧感…まさか…』 アルス『悪魔の根源…』 フリーレン『OK!!ディセプション・セイバー!! これで彼奴を倒す!!』 悪魔の根源『悪夢之神…』 これまでに無い圧倒的な覇気、威圧感… 紅く黒い空気は瞬く間に広がっていく… ヒルベルター『死に急ぐんじゃあねぇぞ!』 アルス『連携だ☆イリュージョン・カッター!!』 悪魔の根源『…………小癪な。それ程の物で我に勝つなど…不可能だ。《時間遡行》…』 フリーレン『ヒルベルター…っ!?』 ヒルベルター『この気が狂う程の威圧感………………いや!!不味い!! フリーレン!!アルス!!』 アルス『何?ヒルベル…』 悪魔の根源『ここで終いだな…《Moment of Death》!!』 邪神 ヒルベルター『《邪神開眼》!! オムニエンペラーフィスト!!』 フリーレン『ヒルベルター!?』 死と邪…2つの技が交差する… アルス『フリーレンは逃げろ!! ヒルベルターだけじゃ勝てない…俺達にも…』 フリーレン『おい…!!何言って!!』 ヒルベルター『行けって行ってんだ!!早く…』 ゴォォォォオ!! フリーレン『逃げんのはお前等だよ!! (俺にも何故こんなことをしたのか…分からない…だけど、これで良かったんだ!!)』 フリーレンはアルスとヒルベルターを吹っ飛ばす… ヒルベルター『おい!!フリーレン!!』 悪魔の根源『………好都合だ!!』 フリーレン『ウォォ!!』 ゴォォォォオン…………周りに煙が立ち込める… 煙の中から…横たわるフリーレンの姿が…酷く負傷しているみたいだ… フリーレン『よーし…守れた…な…』 フリーレンは力無く地面に倒れた… ヒルベルター『………フリーレンが立ち上がる時間を稼ぐぞ!!』 アルス『ああ☆やるだけやってみる!!』 最強 鬼神 神王『応援に来たぜ…』 神王とアルスは悪魔の根源に攻撃を挑む… かといって今のままでは勝つことは不可能… ヒルベルター『フリーレン!!フリーレン!! 目を覚ませ!まだ戦いは終わって…ちっ…!!グッ!!』 フリーレン『(敵に勝つ為には人間性を捨てる…それが彼奴には出来ている。それが出来る者が勝つ!! 何綺麗事で終わろうとしてんだ… まだ戦いは始まったばかりなんだ… とにかく…とにかく身体を動かせ!全身にチカラを!!)』 ヒルベルター『やべぇ!!』 アルス『やっべ…』 フリーレン『(この世界は元から残酷だ…だが同時に美しい…彼奴を……………………この世から…何一つ残らずに…殺す!!) ウォォォォォォォ!!!!!!』 姿が著しく変わった…悪魔のように…漆黒で… 悪魔の根源『フリーレンか?さらに覚醒したのか…いや…これは只の暴走状態。形態を完全に掌握しきれていない…』 最強鬼神神王『まさか…フリーレンも…』 フリーレン『ぶっ殺して…やる!! キラーアゲイン!!』 悪魔の根源『なんだそれ……此奴、パワーだけは限界突破している…』 ヒルベルター『嘘だろ?彼奴がフリーレン?』 フリーレン『ギギギ………殺す…コロしてやる…』 アルス『(やっぱり衝動を抑えきれて無い!!)フリーレン!!目を覚ませ!!目を覚ましてくれ!! フリーレンが守らなきゃ誰が秩序を守るんだ!!』 フリーレン『はっ…それだ…そうだ。俺は秩序を守る者……』 その時、フリーレンの姿が…白く…髪は銀髪に… アルス『…やった☆親友!!』 悪魔の根源『まさか…彼奴がチカラを完全に掌握した?そんな事は… ダークネスブレード!!』 ???『無駄だ…』 《Confirmed Avoidance》 悪魔の根源『回避された…不可避の攻撃も…』 《Confirmed Counterattack》 悪魔の根源『反撃…不味い、今ここで覚醒するとな…こんな事が!!まさか…』 《The root of Order》 ???『俺は貴様を倒す者…その名は…秩序の根源だ!!』 CHAPTER5 『秩序の根源』 悪魔の根源『そう焦ることもねぇ。たった今覚醒したばかりなんだ…そのチカラ使いこなせるわけもねぇ…』 秩序の根源『貴様は周りが見えていない様だな…見てみろよ…』 その瞬間…気が爆発した… だが…バリアのような物で一瞬によって集束、消滅した… 悪魔の根源『多次元宇宙をも…いや…お前まさか…』 秩序の根源『おいしょっと…じゃあちと正面から食らってもらうぜ…』 悪魔の根源『《時空転送》』 シュッッ…!! 秩序の根源『させねぇよ!!』 ゴォォォォオン!! 悪魔の根源『ちっ…悪魔の根源 再臨…』 ヒルベルター『もうどうなってんのか分からねぇ!!』 悪魔の根源の周りに………多次元宇宙が集まり、一つとなった。 悪魔の根源 再臨『さぁて…』 秩序の根源『まじか…まだ形態残してんのか… (ていうかインフレしすぎじゃね?)』 アルス『……………???????????』 神王『…?????????????????????????????』 秩序の根源『これで貴様は終わりだ!!』 悪魔の根源 再臨『インフィニティシャドウ…』 秩序の根源『超神世界爆発!!』 2人の戦いは超越していく…だが… 秩序の根源『グッ…?なんだ?なっ…!?』 シューーーー………… まさか…秩序の根源の形態状態が解除されてしまった… フリーレン『嘘だろ?今かよ!!』 悪魔の根源『いい線言ってたんだがな…人生終了だな!!』 ???『悪魔の根源に命令だ…《デス・ブラックダイヤ》を解放せよ… 解放後、我は現れる…そいつは後回しだ…』 悪魔の根源『……………まさか貴様に命令されるとはな…』 悪魔の根源は不敵に笑い、その場を後にした… フリーレン『おい…待て!!うぐっ!?』 アルス『フリーレン。動くの禁止な?あいつらは逃げてる…俺がプリズムフォレストへ連れてくからな…』 フリーレン『………いや。あいつを追いかける…なぁ?ネオン!!』 ネオン『お任せだにゃ!!オールヒール!!』 フリーレン『スタミナ!!体力全壊!!…じゃなくて全回!!』 ネオン『じゃあ私はアイドルで忙しいからこれでにゃ!!』 と其処に… フリーレン『あれ?アイドルなんかやってたか?』 エンドレス『ビアトリス様から出撃の許可が降りました…我も一緒に…』 アルス『まじで!?心強いなー!!』 フリーレン『OK☆じゃあ行くぜ!!』プリズムフォレストへエンドレスは向かう… じぇむ『ひさしぶりだね!!みんな!!』 アルス『じぇむじゃん!!元気してた?で…プリズムフォレストには何もない…けど?』 エンドレス『此処とは別の世界なのでしょう…ワープホールを作成します…』 ギューーーーッカッ!! アルス『じゃあ此処に入ったらいいのかな?』 超賢者『(あり得ない程の気を感じる…)』 ネクロマンサー『じゃあ入ろー!!』 ヒルベルター『…いつからいたんだ?お前…』 ポッ… フリーレン『何だぁ?ここ…』 神王『不気味だな…やけに…』 此処…不気味。それ以外の言葉が出ない… やけに赤黒いし、もうすぐ消えそうなランプもある… そして一番目に付くのが床…床中に骸骨、骨が落ちている…まるで誰かが此処に来た者を貪り食った後みたいに… アルス『こんな所に《デス・ブラックダイヤ》が?』 ヒルベルター『所でさぁ…なんか足音聞こえねぇか?』 フリーレン『んな訳ねぇだろ?ビビって環境音がそう聞こえるだけだろ?』 コン…コン…コン… ヒルベルター『いや…違うって!!誰か居る…』 コツン…コツン…コッコッ…ダッダッダッダッ!! その時…ランプが完全に消えた… 神王『?』 ???『人間くれなきゃ君たち食べるよ!!』 神王『不味…!?』 その時、神王の首が…吹っ飛んだ… フリーレン『神王?嘘だろ?』 神王『………いや大丈夫。』 神王の顔を見てみると片目が…欠損している… 神王『何故…何故再生できない?再生無効…いや、あのマチェーテか?』 奴の手にはマチェーテが…銀色の所なんて一部も見えない…赤一色だ… ???『これだけだとなぁ…もう一個!!足か腕!!』 アルス『おい!!こっち来んな!!』 ザシュッッッ!! アルス『痛ってェェ!!痛すぎ…切れ味悪いからもっと痛えよ… てか再生できねぇの本気か………』 フリーレン『一旦やべぇ!!引くぞ!!』 ???『やったー!腕ゲット!!気分がいいから自己紹介だ!!俺様はゴアーズ・キラー!!スピネル様直属の幹部だよー!!』 ……… さっきの出来事 スピネル『もうすぐ彼奴等が来るはずだ…全て食っていいから殺してこい…』 ゴアーズ・キラー『了解!!』 ……… じぇむ『なんで…みんなをいじめないで…』 ゴアーズ・キラー『なんだ?君は…じゃあ君から食べようかなー!!』 その瞬間… 新月『おい!!この寄食家!!』 新月が…じぇむに向かって振り下ろされたマチェーテはゴッド・イン・アビスと交える… ギギギ… 鈍い金属音が鳴り響く… 新月『重すぎる…(どんだけ体重あるんだ?) じぇむちゃんは逃げて!』 じぇむ『わ、わかりました!!』 ゴアーズ・キラー『力が無いねぇ…君には!!』 バゴォーン!! ゴアーズ・キラー『じゃあ君を…って君は神と人のハーフって知ってたんだった…美味しくなさそう…』 そう言うと新月の両足を踏み潰した… 新月『ぐっ…!!』 その時、周りでは… ナユタ『うーん…此処で合ってるのかな? 気味悪いから違う気もするけど…アルスが嘘つくと思わないし…』 ユキ『なにあの人…』 ナユタ『誰だろう…あの人…って!!あれ新月じゃない!?』 ユキ『こ…怖い…』 新月『皆…逃げて…』 ゴアーズ『新しい獲物が!!俺様ラッキー!!』 ゴアーズの手からマチェーテが振り下ろされる…ユキの身体目掛けて…だが… Nexus『おい…其処のデブ…』 ナユタ『(あの服…赤のトレンチコート!?ていう事は…アルス?でも…姿が全然違うけど…)』 その言葉でマチェーテの動きは止まった… 相当お怒りの様子… ゴアーズ『だーれーがデブだって?人生でこんなに怒ったの初めてかもね!!!!』 Nexus『ナユタは助けられたが…新月の両足が…やはり別世界軸だと違うもんだな… デブはてめぇだ…少しは運動したらどうだ?少しはマシに…』 ゴアーズ『黙れ!!』 コン… Nexus『どうした?そんなもんか?』 《デス・ディストーション》 ゴアーズ『ひ…ひいぃ!!(か…勝てない。肌で感じる…此奴にはどう足掻いたって勝てない…) う…うわぁぁぁ!!』 ゴアーズはマチェーテを持ち上げ、力の全てで攻撃する…だが Nexus『哀れだな…』 ユキ『(えっ…目が見えない…)』 Nexus『決着だ…』 ゴアーズは瞬く間に四肢が吹き飛んだ… Nexus『こんなもんだろ…』 ユキ『アルス?アルスなの?って…』 光りに包まれ…Nexusは消えた… アルス『ああ…痛え…』 ネクロ『分かった分かった…《時間之王》… これで元に…』 神王『眩しい…いや、見えた…!』 アルス『サンキュー!!』 ……… コズミック『助けないでよかったのか?スピネル…』 スピネル『ああ…幹部だが所詮素手駒だ…』 ゴゴゴゴゴ… コズミックブレイク『来たか…早かったな…』 THEWORLDABOUT『封印された時は少し面倒だったが…周辺ごと吹っ飛ばした…』 スピネル『所で、悪魔の根源は…』 コズミックブレイク『知らねぇな…天使の根源を取り込む為もう1回挑みにいったんじゃねぇか?』 ……… 王座に佇む…ジェネシスがいた。 ジェネシス『……エンドレス。貴様はまだビアトリスの教えを?』 エンドレス『…………こちらに戻る気は?』 ジェネシス『ない…』 エンドレス『自分の手を汚し、全てを敵に回しても、真実の原点になりたかったのか?』 ジェネシス『そんな事を考えるのはとっくに捨てた…覚悟なんてもう出来てるさ…』 エンドレス『……そうか。堕天使になる覚悟はあると。ならば殺されても言い訳できないな…』 ジェネシス『それはこっちの台詞だ。 貴様を此処で殺しても、私を縛る者は何もない…』 エンドレス『そうかい…』 ……… フリーレン『はぁ…はぁ…はぁ、はぁ…やっと抜け出せた…』 アルス『よーし!!あとは《デス・ブラックダイヤ》を見つけるだけ…って…』 コズミックブレイク『やった…やっとだ…やっと…世界は秩序でも混沌でもない…終焉に近づいていく…』 《デス・ブラックダイヤ》が… バギィ…バギバギィ!! コズミックブレイク『死の象徴の解放にて!! てめぇらは終わりだ!!』 フリーレン『させるか!!』 コズミックブレイク『フリーレン…お前をこの手で捻り潰すのをずっと…楽しみにしていたんだよ!!』 コズミックブレイクはフリーレンの首を掴むと本棚へと投げる… ズドォォォン… フリーレン『ゴッド・イン・サイクロニティ!!』 嵐の如く放たれた天災はコズミックブレイクに直撃するが…全然動じない… 宙に本が舞う… フリーレン『おかしい…体が思うように動かねぇ…』 コズミックブレイク『こんなもんでくたばるのか…いや、あれが効いてきたな…』 フリーレン『なんだ…それ…』 コズミックブレイク『お前と一番初めに会った時に付けたその傷…俺が呪の斬撃によって付けたものだが…そいつは相手の体をどんどん蝕んでいく…付けられた者は必ず死んでしまうんだよ…』 背中の傷…これが… フリーレン『あの時か……………』 コズミックブレイク『じゃあ戦闘再開だ。』 コズミックブレイクはフリーレンの鳩尾へと重い一撃を叩き込む… フリーレン『なんで…なんで…秩序の根源になれねぇ…なんでだ!?』 コズミックブレイク『秩序の根源…悪魔の根源…なんかやったな…まぁいい…』 フリーレンはコズミックブレイクに足を鷲掴みにされ… コズミックブレイク『吹っ飛べ!!』 投げられてしまった… コズミックブレイク『さぁ…終焉の時だ…』 …………… フリーレン『此処は何処だ?いや…俺は気を失って…これは…(赤いトレンチコート…)てことは… 嘘だろ?』 とそこに… Nexus『嘘じゃねぇ…本当だ…』 フリーレン『アルス…いや…違う…』 Nexus『じゃあな…俺が行ってくるよ…』 フリーレン『おい待ってくれ…これは現実なんだよな?』 Nexus『…そうだが?』 フリーレン『それじゃあ……(強い想いがあれば…)』 秩序の根源『OK…今の俺だと、世界ごと改変出来ねぇ…だけど…結末を変えることは出来る… 俺の手によって…行動を変えれば…』 ……… 放り出されたフリーレンだった。が… フリーレン『あとは頼んだぜ…』 その瞬間…未来の自分が観た物が自分の頭の中に… フリーレン『彼奴…俺の親友を奪っといて…許さねぇ…俺が彼奴をやらなきゃ誰がやるんだ? アルスは俺のせいで…彼奴だけは…』 フリーレンの姿がみるみる変わっていく… あの…秩序の根源へと… 秩序の根源『彼奴は何処だ?…!!いた!! 《銀龍一閃》!!』 コズミックブレイク『なっ!?』 コズミックブレイクの身体に穴が空いた… 秩序の根源『貴様だけは許せねぇ…この正真正銘のクズ野郎が…』 コズミックブレイク『お前にだけは言われたくないなぁ…』 秩序の根源『救いようのない……俺が観た中でこんなに悪いことしたやつはいねぇよ… 前の天界にいた…なんの罪もない人達を大勢殺した大量殺人鬼だ!!』 コズミックブレイク『聞いて呆れるぜ…』 秩序の根源『聞いてんのか!!この世を地獄に染めたのは貴様等なんだよ!!』 コズミックブレイク『だから…黙っとけ!!』 その時…超神星世界爆発が炸裂した… 秩序の根源『ちっ…このでけぇ害虫が… 俺が駆除してやる…』 コズミックブレイク『俺の後ろが見えねぇのか?』 秩序の根源『………《デス・ブラックダイヤ》か?』 その瞬間 《デス・ブラックダイヤ》を封印していた青い宝石が完全に破壊された…そして… 死の象徴『我ガ解放サレタ…死ニ抗ウ者ハ絶望ノ限リヲ尽クスダロウ…』 コズミックブレイク『勝った…俺達の勝ちだ…』 ゼロ『これは…不味いですね』 セラフィ厶『審判の時だ…懺悔は聴かぬ…』 ゼオス『おい待…』 コズミックブレイク『…………!?』 キィィィィィィィィィン… コズミックブレイクは謎の剣によって突き刺され、串刺しになった… コズミックブレイク『横槍か…中立者!!』 ゼロ『何してるんです…セラフィム…』 セラフィム『彼奴に打ったんじゃない…其処の蚊に打ったんだが…こいつ…強い!! ならば我のチカラ全てを持って倒してくれよう!!』 蚊『(プゥゥゥーンプゥゥゥーンプゥゥ!!)』 カシャカシャ…シュー… ゼオス『何してんの?これしか効かないっていったよ?俺…』 蚊は撃墜された… セラフィム『冗談はさておき…彼処…深淵龍へのディメンションが地中に確認された… 其処で戦い過ぎると地盤が崩壊するぞ…』 ゼロ『まさか………早い所決着をつけてくれるといいんですが…』 ゼオス『確率は0…簡単に終わる訳が無い… なんせ歴史が変わる戦いだからな… 天使の根源へ通達を送っておく… いや…終わるな…』 ビアトリス『悪魔の根源がこちらに向かっている…と… またですか…優しさを捨てる…これを常に心の中に入れておいていましょう… それがアルスと白狐様からの助言だったので…』 ……… 死の象徴『全テヲ死二還ス…』 アルス『なんか…痛えし…こいつもかよ…』 フリーレン『これ…勝てそうか?』 アルス『勝てそうにねぇ……あんまりだけどな…』 ……… ジェネシス『ぐっ…!!』 エンドレス『その人生に終わりを告げろ…』 だがエンドレスは…衝撃波でジェネシスを吹っ飛ばした…何故なら… エンドレス『貴方にはまだやるべき事がある…そうでしょう?』 ジェネシス『………今頃慈悲をかけるのか? 私は今、堕天使になりかけているというのに… だからお前が嫌いなんだ…』 そう言うとジェネシスは倒れた… ……… 悪魔の根源『さぁて!!ビアトリス…だったか? 再戦と行こうか…』 ビアトリス『またもや…本気で戦いたいのですか?』 悪魔の根源『………お前を殺せるなら本気でやるさ』 天使の根源『…………』 悪魔の根源『姿を変えたな…少し変わっているような気もするが… 即効で勝負を付ける… 俺が負け、封印されるか…お前が負け、俺に殺されるか…』 天使の根源『ですが…貴方は封印され、チカラも衰えているようですが…』 悪魔の根源『それでも貴様を倒せる…行くぞ…』 ……… アルス『………これ死ぬわ…勝てる気しねぇ…』 コズミックブレイク『………!?今度は何だ!?』 Nexus『ちと前の俺には荷が重いな…』 ズギャァン… 死の象徴『!?オ前ハ誰ダ!?』 Nexus『そんなの聞いても意味ねぇよ…今からお前はまた石ころに戻ってもらうんだからな…』 そういうとNexusは死の象徴を圧倒… 何も出来ずに… 死の象徴『悪魔ノ根源ガ負ケタ!?ソンナ事ガ…………』 スピネル『おいおい…前線崩壊か?』 Nexus『クソの戯言を聞いててもな… じゃあな…石ころに戻れ!!』 フリーレン『………会ったことがあるけど…こんなに強いだなんてな…』 死の象徴『グギギ…我ヲコンナ目ニ…許サレルト思ウナヨ…』 Nexus『自分のした事は許されると思っていないさ…だけど…俺がやった事を悔いはしていないさ…』 死の象徴はみるみる丸くなり、石ころに戻った… Nexus『過去の自分には申し訳無かったな…』 Nexusはその黒い石ころを拾い上げた… アルス『終わった…のか?』 Nexus『ああ…戻ろう。プリズムフォレストへ…』 プリズムフォレストは変わり果てていた… 悪魔の根源vs天使の根源の戦いによって… ビアトリス『悪魔の根源をエターナル・プリズンに追放しました…ですが…プリズムフォレストに甚大な被害が…』 エンドレス『ビアトリス様が無事なだけで私は満足です………それに…かつての仲間を救い出したので…』 ジェネシス『すみません…真実の原点になりたいが為に…』 ビアトリス『大丈夫ですよ…妾も貴方が無事で良かったです。』 アルス『………未来の自分。これからどうすんだ?』 Nexus『色んな世界を行き来して敵を倒すだけ…あーと…忘れてた… なぁアレス。こっち来いよ。』 Nexusに言われ出てきたのは1人の少女… アルス『この子誰?』 Nexus『俺の妹だ。血は繋がっていないけどな…アレスをお前に預けとく…』 フリーレン『アルスの妹!? お前…妹いたのか?』 アレス『兄上…寂しい…』 アルス『分からない…けどお前も同じだろ? ネオンっていう妹居るなんて知らなかったし。』 新月『アルス。アレスはナユタと私が預かっとくね…ビアトリスさんのところに行けばそれなりに生活できるし…』 ビアトリス『もう行くのですか?Nexus…』 Nexus『うん…母さん。俺も忙しくてね…』 エンドレス『妾達はいつ来ても歓迎しますよ…』 ユキ『会えなくなるのは寂しいけど… 頑張ってね!!』 Nexus『また会いに来るからよ…待っててな…』 そう言い残すとNexusは去っていった… フリーレン『さぁて、一見落着… サー?ヒルベルター達は?』 ネクロ『私に言われても…なんか『用事があるから黙っとけ』って言ってたわ。』 フリーレン『後で宴だってのに…早く呼んでこいよ? おーい!!皆今日は宴だ!!』 》完《 ストーリー2期作成決定!! やったね!!