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【反咒の幼女「フェリス=ノクス」】討伐階級:UNKNOWN

名称:フェリス=ノクス 別称:反咒の幼女、微睡みの呪嬢、無辜なる死告げ、歩く災厄 種別:人型魔獣(怨念反射型) 出現場所:廃村、人里近くの山間部、孤児院跡、誰かが「呪ってやりたい」と願った場所 容姿: 見た目は10歳前後の無垢な少女。白いワンピースを着ており、黒髪は腰まで伸びている。瞳はどこか空虚で感情の起伏が少なく、時折ぼんやりと空を見上げて微笑んでいる。 声はか細く、まるで風の音のよう。常に枯れた花を手に持ち、それが彼女の“感情の色”を映していると言われる。 能力: 無意識の呪殺(レクイエム・リターン) フェリスに対して敵意・殺意・悪意・疑念を抱いた存在に、即座に“呪い”が跳ね返る。対象は心臓や脳に異常をきたし、数分〜数時間で死に至る。因果律を操作する呪術的な死。 絶対受動(インヴァリアンス) フェリス自身は攻撃・能力行使・魔力使用など一切を行わず、完全に“受動的”な存在。 だが、彼女に影響を与えようとする全ての行動は、自動的に相手に“呪い”として返る。 無言の許し(ソレムナ・メルシー) ごく稀に、死にかけた相手に対して手を差し伸べることがある。触れられた者は呪いが解除されるが、代わりに“記憶の一部”と“色”を失い、笑うことができなくなる。 涙の顕現(アポステル・カース) フェリスが自分の存在に気づき、自身を“呪いの化け物”と認識してしまった場合、周囲半径数十kmにわたり、悪意を持つ者全員が同時多発的に心停止する。彼女が泣くことは世界災害に等しい。 詳細: 「フェリス=ノクス」の目撃証言は各地に点在し、その外見・名前がすべて一致しているにも関わらず、誰も彼女がどこから来て、どこへ行くのかを知らない。 「彼女にひどいことをしようとした人が突然死んだ」「いじめを止めようとした子だけが無事だった」など、都市伝説のような形で語り継がれる。 現在、とある山村の神社に「祟り神」として祀られており、住人は彼女を「娘様」と呼び、丁重に接している。 討伐・研究・接触のいずれをも試みた者は全員死亡または発狂しており、現在彼女は「[関わらない方が良い魔獣]として国家管理からも黙認」されている。