憎いことは覚えている。アタシはアイツが大嫌いだったはず。 昔から知っていたの。学者...いや、研究者? 敵対組織のやつだったわ。ずっと前に、単身で乗り込んで来た。 最初はバカだと思ったわよ。でも違った。大量の霊が居た。 皆を殺していって...アタシも応戦した。けれどそれでも瀕死止まりだった。 死んで欲しいと願って、でもアタシじゃ殺しきれなかった。 ...でも、もうこれしか覚えてない。アタシの記憶に手を加えられちゃったもの。 アタシはアイツを殺すまで絶対に消えられない。アイツだけは許さない。 嗚呼、名も覚えていない誰か。私が執念を燃やす限り。 アンタを絶対殺してやる。