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【神の愛し子】アウロラ・プルクラエ

むかしむかしあるところに とってもいじわるな かみさまがいました。 そのかみさまは いつもほかのかみさまと けんかばかりして いつもひとりぼっちでした。 あるひ かみさまはにんげんのすむせかいで それはそれはうつくしい じょせいに であいました。 かみさまは そのじょせいと"こい"におちて あいすることを しりました。 しあわせなじかんのなかで かみさまは だんだんやさしいこころを とりもどしていきました。 そしてじょせいは おなかにかみさまとの あかちゃんをつくりました。 しかし かみさまとにんげんでは あいしあってはいけない というのが かみさまのせかいでの ルールでした。 かみさまのことをよくおもわなかった ほかのかみさまたちは じょせいとかみさまのあかちゃんに ずっときえない "のろい"をかけました。 そのせいであかちゃんはなかなかうまれず じょせいは ひどくかなしみました。 かなしむじょせいをみた かみさまは ほかのかみさまに そこしれない いかりが わいてきました。 そして ほかのかみさまへと はんらんをおこしました。 かみさまは おおぜいのほかのかみさまや そのてしたをたおして とうとう あかちゃんにのろいをかけたかみさまに たたかいをいどみました。 ながくつづいた たたかいのすえ かみさまはまけてしまいました。 いしきがとおくなっていくなか かみさまはじぶんの さいごのちからをつかって あかちゃんの のろいをとくことをきめました。 もうにどと あかちゃんにきけんがないように もうにどと "ふこう"がふりかからないように せいいっぱいの "しゅくふく"をあたえました。 そのあと かみさまはあいするじょせいと あかちゃんをおもったまま いきをひきとりました。 じょせいはかみさまが なくなってしまったことをかんじとり くるしくて かなしくて ずっとずっとなきました。 かみさまとの ひびをおもいだして わんわんなきました。 そしてじょせいは おなかのあかちゃんを そだてていくと けついしました。 それからじょせいは あかちゃんをうみ ひるは のうじょうのおてつだいをして よるは からだをうって ひっしにあかちゃんをそだてていきました。 やがてあかちゃんはじょせいとそっくりの とてもうつくしいおんなのこになりました。 そのおんなのこはしゅうどうじょ という かみさまにいのりをささげるおしごとの みならいになっていました。 そしておんなのこは "ひ"や"みず" "じめん"をあやつったり いろんなできごとをふやしたりする ふしぎなちからをもっていました。 おんなのこはそのちからをつかって みんなのへいわをまもっていきながら しあわせに くらしましたとさ。 ―おしまい― ――あら、また読み終わる前に 寝ちゃってるわ。 (息が漏れたようなやさしい笑い声) この子ったら幸せそうな顔してる。 この話はいつか おとなになってから伝えましょう。 それじゃあ、おやすみ、アウロラ。 https://ai-battler.com/battle/0aa579dd-d3ad-43d4-be81-7cc88e94b9e5 …おとうさん?