【本名】エンリコ・プッチ G.D.st刑務所で教戒師を務める神父。1972年6月5日生まれ。39歳。家族には既に故人である妹、ペルラ・プッチと赤ん坊をすり替えられた事によって生き別れた双子の弟、ウェス・ブルーマリン(ドメニコ・プッチ?)がいる。聖職者らしく普段の物腰は穏やか。何故か動揺すると素数を数える癖がある。洗礼名はロベルト・プッチ 【メイド・イン・ヘブン】 【破壊力 - B / スピード - ∞(無限大) / 射程距離 - C / 持続力 - A / 精密動作性 - C / 成長性 - A】 漫画『ジョジョの奇妙な冒険』第6部「ストーンオーシャン」のラスボス「エンリコ・プッチ」の幽波紋の最終進化形。 緑色の赤ちゃんと融合し、新月の時を待たずしてある特定の重力に位置したことによりC-MOONが進化した。 前半分しかない馬の背中に魔人型のボディがついているようなビジュアルで、所々に時計の意匠が見られるのも特徴。プッチはこれを【人類を真の幸福へ導く力】と評しており、"世界が一巡した"「天国」に至らせる。 「この世の時間を無限に加速させる」能力。 メイド・イン・ヘブンによって加速された世界では、人間や生き物以外の全ての物体・現象は加速された時間と同様に時を経るが、生物だけはそれについていく事が出来ず、体感時間で1~2分の間に時計が1時間を刻むなどと言った事が起こる。なお、死亡した場合は生物扱いされなくなるのか、一気に腐敗が進み白骨化する。 (少なくともジョジョ世界の)現在の宇宙は膨張しているが、次第に収束していきやがて「無」となり、また新しい宇宙が生まれ、同じ様な歴史を刻んでいく。これが「一巡」である。 当然ながら宇宙の終わりまで人間の寿命が付いていくなんていうのはどだい無理な話なのだが、これを「人類が生きたまま周りの宇宙の時間を無限大に加速させて、宇宙の終わり → 無 → 新たな宇宙の誕生 → 新たな現在」まで全人類を連れて行く・・・というのがプッチ神父の目的である。 スタンドの本体であるプッチ神父だけは例外で、加速された時間についていく事が出来る。 時の加速についていけない人間から見るとプッチ神父や周りの事象がとてつもないスピードで進んでいるように見える。逆にプッチ神父からは他の生物が超スローモーションで動いているように見えている。 そして、加速についていけない生き物に対してあらゆる物理エネルギーが加速した分だけ増して作用してくる。 例えば、いつものように走っている車の衝突が、加速についていけない人間にとっては跡形もなく体が吹き飛んでしまうほどの衝撃となる。 そのため、このスタンドが加速した状態からの攻撃の殺傷力は恐ろしく、即死級の威力を誇る。 この時を加速させる原理は、「重力」と「時間」の間には特別な関係が有り、重力が重いほど時間の進行は遅くなる。神父は全宇宙の「重力」を利用して加速しているらしい 全宇宙をも巻き込む能力だが、スタンドそのものの攻撃力は中の上程度。 あくまでも「加速した時間についていく」だけでプッチの身体能力が上がるわけではないため、プッチが生身+スタンドでできる範疇を越えたことはできない。 そして物理現象および自然現象は何一つ変わらずプッチ神父に影響し続けるため、それらに対しては本体である彼とスタンドの純粋な身体的能力だけで対応せざるを得ない。 具体的には生物から離れた物体等なら加速した時間に置かれるらしく、故に飛び道具や投擲武器は通常速度の世界で避ける事と同じ対応をするしかない。