｢空より蒼いものはあるか？｣ 靑威 穹は水を得意とする家系の魔法使いであった そのため靑威 穹も魔法を極めようと研鑽を積んでいたのだが ｢……このままじゃ今までと同じだ 新しく開拓しなきゃ｣ そう今までと同じことを繰り返していてはそれは先代と同じ それで大成できるのなら元凶を滅ぼせたのなら…… 今、穹は魔法使いを目指す理由などないのだ そうなっていないということは穹は今歴史の中で特異点を見出していかないといけない 穹はそう考えながら日々を歩む 模索の上辿り着いたのはある洋風人形のような美少女の人形劇から着想を得た躁術だった 明くる日、思う この世の青を従えてしまえば敵などないと 私こそが最大の青となればいいと感じ世界の青を操る魔法を開発することに尽力した 全ては世界を青にするために