【ドリーム・ワールド】 夢を見る魔法。 使用者の魔力が続く限り、 周囲空間の"認識"を書き換え、 "使用者の夢想"の景色に塗り替える。 幻術の類ではあるものの、 一般的な術とは性質が異なり、 "世界の構造そのもの"に幻覚を与え、 その世界自体を一時的に 歪めて変化させる物である。 範囲を広げれば広げるほど、 魔力を多く消費してしまうが、 ふわりの場合、 "夢魔としての素質"による自在な操作と、 "竜の心臓"から無尽蔵に湧き出る魔力で 半径数百メートルから数キロ先の場所まで 及ぶ"世界変装"の術を一日中(16時間) 使用し続けることが可能である。 なお、現すことができるのは "使用者の夢想"にある物に限り、 故に現実的な物を組み込むことや、 即座に対応するような能力を 引き出せるかどうかは 完全に使用者の思考次第となる。 しかし、ふわりはその性格が あまりにも戦いに向いておらず、 かわいい物に満ち溢れた世界を 描くのは得意だが、 それを戦いに転用するのは難しい。 しかし、空間内の物を動かすことや、 形を変化させたり、 どこにでも自由に転移できるなど 戦術的に有効活用できる物も多い。 また、物の形、 姿を変える技の応用で、 壊れた物や、怪我人の 一時的に復元することが可能。 ドリームワールドを解除すれば 元の破損状態に戻ってしまうが、 傷がある状態での不自由な状態、 損傷が悪化するリスク、 負傷者の痛みも無視でき、 "認識外"では再生能力も 働いているため、 それなりの応急処置として 大いに役立つ。 特殊な手順も要らず、 魔力があれば 思い描いたどんな夢でも 現実の物にすることができる、 能力自体は どの世界から見ても最強クラスである。 なお、精神に直接作用する能力は 持ち得ていないため、 "気分的に疲れたら"どうしようもない。 【竜の炉心・きらきら星】 "銀河を喰らう竜"の子が、 生まれ持った竜の心臓。 少なからず星の力を受け継ぎ、 ただ生きているだけで 尋常ではない量の魔力を 生み出し続けることができる。 光属性の気を持ち、 燃費も非常に良く、 破壊力は低いが強度は高い。 聖なる気によって 邪念を清める効果もあるが、 それは後天的に得た性質である。 溢れ出るこの魔力を 抑えることはせず、 ドリームワールドを 常時展開することによって 消費し続けている。 ただドリームワールドだけで 枯渇するようなことにはならないが… 【もうひとつの姿】 ゆめいろドラゴン。 夢を彩る竜の形。 小柄な少女の姿とは 打って変わって巨体となり、 仰々しい見た目に変容するが、 穏やかな性格に変化はない。 なお、魔力出力が大幅に上昇し、 対抗策となる術式解除の魔法すら 上から塗り潰す程の強制力を得る。 身体能力は、竜の中では低い方だが、 ドリームワールドの中では その差は容易く覆るためあまり関係ない。 それ以上に"質量"を得たのが大きく、 並大抵の人間には体当たりや、 手で払う等の動作も脅威になりうる。 図体が大きくなったぶん、 でもなく、 動きが遅いのは元からだが、 ドリームワールドを展開する場合、 ワープや瞬間移動を可能とし、 加えて透明化や分身も混ぜて 変則的に空を舞いながら、 急襲キックやタックル、 ドラゴンブレスを撃ち込んでくる、 夢も希望も無いドラゴンと化す。 ただし、この形態での行動は 普段の数十倍魔力を消費するため、 驚かせるためのイタズラなど、 特に理由がなければ使う事はない。 みんなと遊べる時間が減るからである。 【普段の生活】 9年間一緒に過ごした父親と離れ、 周りの住民たちと 仲睦まじく暮らしている。 家には他の誰も居ないため、 よく皆を招き入れてはお茶会や お食事会などをやっているが、 基本的には独りで 本を読んだりして過ごすことが多い。 お父さんにもいつでも会えるので、 寂しさを感じることは無いそうだが、 純粋に皆と遊ぶのが好きなだけである。 本来、戦いとは無縁であり、 そもそも戦いの概念すら よくわかっていなかった。 しかしながら、ふわりが戦場に 身を投じるようになったのは、 とある少年に、助けを求められたため。 人間の"友達"を守るために、 仲間として共に戦っていくことにした。 ↓その出来事より前のふわり https://ai-battle.alphabrend.com/battle/dbac21b1-dedc-4199-a841-b6491d1faa8e まだ幼く、やんちゃだった頃… とされているが今も割とやんちゃではある