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【女神の炉心】リオンハート

本名:リオンハート 運命と確率、幸運と不幸を司る女神さま。 日野心ちゃんの正体で、真の姿になってもちっちゃいまま。 リオンハート(勇敢な心)から『こころ』という名前を思いつき、気に入ったので普段はそちらの名前を使っている。 通常は有り得ないこころちゃんのifの姿。 天地創造の頃から神様にも性別が存在し、神様も例外なく男神と女神が正式に契りを交わし、番となって新たな神が産まれるのは当初から変わらなかった。 正式に契りを交わした神様以外と『契る』と神格が落ちる程にその決まりは厳格だったのだが、こころちゃんには両神(両親)の記憶が全く無く、自意識を知覚したときには既に神様の一個体だった。 こころちゃんの正体は、神様の中でも最上位に位置する至高神が手ずから作成した神様の実験体。 この世界において、神様は生まれ出ずるものであるが、天使は神に作られるものであった。 自由意志のある神様は強力だが、自分に合わせて遠慮なく、際限なく世界の魔力リソースを消費するので頭を悩ませていた至高神が、消費魔力の少ない小柄な天使の肉体を利用して、費用対効果が高く、効率的にリソースを回すことを弁えた、控えめでよく言うことを聞く従順な神様を作ってみようと考えたのである。 散々失敗を繰り返したあと、至高神自らの『神の炉心』を分け与えてみたところ、まさに最初に理想とした『大人しく従順だが自由意志を持ち、天使の身体であるため内蔵魔力に比して魔力出力は高くなく、故に魔力を効率的に回すことを弁えて、公平で和を是とする』神造神【リオンハート】が誕生したのだった。 気を良くした至高神は【リオンハート】の増産を目論むが、成功したのは結局そのプロトタイプ一体だけで、その結果至高神はリオンハートを自分の娘の如くに可愛がったのだそうな。 それから何やかやあって、リオンハートは強大な神様を少ない出力と頭脳プレイで討ち倒す優秀な神様として認知され、運命の神様として重大な役割を任されることになり… こころちゃんとして日本の中学生になったのである。 こころちゃんは気立てがよく大人しく、ロリロリしく美しい天使の肉体を持つ理想の女神であるために男神からの求婚も多いが、全部おとうさん(至高神)が追い払っているそうな。 背景はここまで。 リオンハートが女神の炉心を損傷し、魔力で編まれた天使の肉体を維持できなくなると、至高神が【リオンハート】を組み立てていた際のメカメカしい状態が浮かび上がる。 このキャラクターはその状態であり、魔力制御が極めて不安定になっており、こころちゃんとしての人格も損傷してしまったいわゆる『暴走状態』である。 出力の制御が難しくなるのでより攻撃的になる代わりに、常に最善の方法を模索する能力も損傷してしまっている。