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【空を駆ける翼】雲丹 雲雀

私立青空小学校に通う気弱な少年、市橋海斗。 彼はその性格から友達がおらず、退屈な学校生活を送っていた。 しかしそんな彼の学校にある日転校生が訪れる。転校生・雲丹雲雀は早々に自己紹介を済ますと席に戻る。 (なんか凄く元気そうな子だなあ、僕とは正反対だ…)そう思ってふと横を見ると彼は仰天する。なんと、雲雀は偶然彼の隣席になったのだった! 「ねえ、放課後一緒に冒険行こうよ!」緊張している海斗をよそに、積極的に話しかける彼の姿に海斗は次第に少し興味が出てきた。そして放課後、2人は歩きながら会話を交わす。学校のこと、これまでのこと、そして雲雀の持つ空色の石''スカイオーブ''のこと… そんな時、上空から風を切り突然謎の鳥人が現れる。有無を言わさず鳥人は海斗を攫い、こう言った。 「見つけたぞ、オーブの保持者。こいつを返してほしくばスカイオーブを渡せ!」 その瞬間、雲雀は思い出す。大切な物を失う悲しみを。そして戦うと決意した、あの日の夜を。 ―オーブを巡る少年たちの想いが今、空の彼方から奇跡を呼ぶ…!―