魔王学院の生徒 一回生二組で最も魔法技術が拙い 魔力量が少なく実技も苦手だった為に劣等生と言う評価を周りにされてしまいナーヤに魔力行使できるなら他の者にも同じ事ができるとまで言われている なので毎日図書室で居残りして勉強を行って努力していた 1回生2組の担任であったエールドメードはそんな姿を見て「居残り」という二つ名で呼び始めるようになった 居残りという呼称にげんなりしていたのだがエールドメードが呼称を変えないため仕方なく呼称を受け入れた 先生であるエールドメードと共に動くことが多くエールドメードを信頼している ナーヤは劣等生だったがエールドメードに暴虐の魔王が不適合者だと蔑まれた話と測定方法によっては暴虐の魔王が間違えてしまっているのではないかということを伝えられ助言されてから劣等生である事をそんなに悪く考えなくなった 本当の事だった エールドメードの戯言は、胡散臭いような励ましの言葉は本当になってしまった 神竜の国ジオルダルにてナーヤはその器の大きさを自覚する 本来根源から器に流れ出す魔力が劣等生とされたナーヤの器にはこれっぽっちも溢れてこなかった それ故に四体の番神と一体の神を保有できてしまうほどに器が大きかったのだ ナーヤの力はその器の大きさにあった 神竜の国ジオルダルを最近まで知らなかった暴虐の魔王では測り得なかったのは当然の結果だったのだ 絶対とされたその眼ですら見えなかった盲点 神を取り込めるほど大きな器を持ったナーヤはもはや劣等生に見えない もはや弱くない それからも暴虐の魔王の助言やエールドメードの助言を聞き入れながら彼女は成長していった 切り札とも言われるまでになっていき−−− −−−やがてそれは深化神ディルフレッドを前にしても戦う勇気を持つ程に 全身全霊に死に物狂いで喰らいつこうとするまでに成長していた 「……大丈夫……できる……大丈夫……私は、熾死王先生の教え子なんだ……先生なら、きっと言うはず……!」 「胃は伸びるんだから、器も大きくなるってっっ!!!」 が、成長したはいいものの熾死王エールドメードを信じすぎるあまりに妄信というか狂った思考が多くなっている感じがする 無謀な行動を取ることもあったりしやはりエールドメードという憧れは理解に遠いのだなと感じた