【概要】石村コングロマリット製の商業用アンドロイド。 あまり知られていないが、元は企業間紛争の終結に伴って不要になったBX−Cシリーズに簡易な改修を施して作られているので、戦闘もこなせる。 【名前の由来】Myra(ミューラ)とはスウェーデン語で蟻という意味。 【モデル3】このモデルは企業間紛争の際に石村コングロマリット保安軍の中核をなしていた。 暗殺や誘拐など隠密作戦に投入されていたBX-Dと比較して特殊な挙動やギミックは無いが、OSの質は劣らず、より頑丈で隙のない装甲配置と堅実なロジックを元にした理想的な兵士として作られている。 【所属】日系メガコーポである石村コングロマリット傘下の警備部門には多数のMyraが在籍しており、勢力内の各惑星で施設警備や犯罪の取り締まり、駐車整理などあらゆる場所で人の代わりに働いている。 【老兵】この個体は戦闘に投入されたDX-Cシリーズ全5,700体の内、18番目に製造された初期量産ユニットで、しかも先の企業間紛争で当初から前線勤務で酷使されていたにも関わらず、ほぼ無傷で残存した稀有な個体。 この個体が所属していた部隊は先住民族の殲滅の他、他企業の資源拠点や集積基地への襲撃など、DX-C4に次いで後ろ暗い仕事をこなす部隊である。 部隊のなかでもMyra 0018は斥候分隊として動く場合が多く、偵察分隊は通常3体、よほど多くとも9体の少数編成され、偵察や追跡、時には地雷の敷設に陽動など地味だが重要な任務を負っていた。 なお、同部隊はその攻撃的な性質ゆえに他部隊よりも戦闘回数とユニットの損耗・補充が圧倒的に多く、人員不足が茶飯事だった為、Myra 0018も正面戦闘への参加頻度がさして他個体と変わらない事も追記しておく。