「…かつて、この地を煉獄で包み、「絶望」という言葉を生み出した騎士がいた。」この言葉から始まる、今世まで伝わる「カインとアベル」とはまた異なる文書が、かつて実在した。 その文書によると、彼は当初から無慈悲で、行く先々の町を滅ぼしながら水の都へ向かって行った。そしてその都をも焼き尽くそうとしたとき、カインという賢者によって溺死させられた。 その後アベルの魂は憎しみを蓄え、やがてその力でカインを破滅へと導いた。 そして現在、その魂は事切れた無名の吸血鬼狩りの肉体へと乗り移った。 「魂が血を求めている… 故にジェノサイドを始めん!」 そしてかつてのように邪智暴虐な行いを始め、第一の魔王となるのであった。