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【忌むべき希望】ウェルリア·ロスタリカ

 彼女は、本来生まれることがありえない存在であった。  ここは、剣と魔法そして様々な種族がいる世界。そこには、天使族と悪魔族という相反する種族がいた。  ある日その2種族間で事件が起きる。これは、神の気まぐれによる悪戯なのだろうか?清き心を持った変わり者の悪魔と悪魔族に対して嫌悪感を持たない天使が地上界で出会い、愛が芽生え一人の子を授かった。そしてウェルリアと名付けた。  しかし、本来ありえない事に伴った弊害なのだろうか、その奇跡とも今までの天使族と悪魔族の関係が大きく変わることができるかもしれない希望ともいえる子は、悪魔族からも天使族からも忌むべき存在として命を狙われる事となる。  悪魔族であるウェルリアの父ヴォイトは迫りくる天使族の追っ手から妻と我が子を逃がすための足止めとして一人残った、天使族である母セレムは地上界の深き森と言う場所で出会った人族の知人ケイシィ·ロスタリカに合うため森の中に足を進めた…       ·数時間後·  少し森の開けた場所でセレムはキノコを採取しているケイシィを見つけた。セレムは彼女に事情を話し匿ってもらえるようになった。 ……その時であった、けたたましい音と共に空間が割れた。そして中から現れたのは…凶悪な笑みを浮かべ、そこから見える歯は鋭くギザギザしており、肌は紫がかった黒色をしている 悪魔 であった。 セレムからすればあの悪魔の目的は一目瞭然である、すぐにケイシィに我が子を託し逃げるよう促した。そして、自分は現れた悪魔に追わせないよう戦う事を決意した。  結果から言おう、ウェルリアはケイシィに抱えられ逃げ切る事に成功した。そして、ウェルリアには悪魔に流れる「魔の血」と天使に流れる「聖の血」が混ざりあい相殺しているのか、見た目はほとんど人族であるというのもあって再び見つかる事はなかった。(よく見れば、オッドアイだったり鋭い歯が並んでたりするのだが些細な問題だろう。)  しかし、ヴォイトとセレムが戻る事はなかった……。  それから、ウェルリアはケイシィの養子としてロスタリカを名乗り過ごす事になった。ウェルリアがこの事件を知り旅に出るのは、少し先の話である。 初めてしっかり考えたオリキャラでした!! 他のキャラのイメージがまだついてないので会話なしの語り手視点になりました。 まだまだ、自分は初心者なので変な所があっても温かい目で見てください。 ちなみに、結界魔法は母親譲り、魔法の性質変化を得意とするのは父親譲りです!! 立ち絵は14歳設定です。 長くなってしまいましたが、ここまで読んでくださりありがとうございました。 天使とか悪魔が付くキャラには積極的に仕掛けに行きま〜す。(勝てるかは別) グッドエンドの世界線↓ https://ai-battler.com/battle/e56a3db1-18f0-4edc-bfae-d277aad487f2 トゥルーエンドの世界線↓ https://ai-battler.com/battle/064df9ce-0756-411e-adc8-eaf36da67d62