「何これ...」 シウマは突如具現化した謎の武器を持ち上げそう言った。 「カヲル...?これわかる?」 「いや...見たことないね。分解してみる?」 「いやいやいや!今日はまだいいよ...」 シウマは慌てつつも断った。片付けるために彼女が手袋を外しそれを持つと 「...!?」 見たことの無い記憶が流れこんできた。シウマはこれを『記憶の片鱗』と呼んでいる。 大抵これらはいつも見たことの無い景色があり、運が良ければそれの説明があったりもする。以前、『ニホン』というところの『ミエ』にある『コウコウ』という場所が映っている記憶の片鱗を見たことがあるが、よく分からない。 今回見た記憶の片鱗はこの謎のものについてで、これは『ジュウ』といい、生物を殺すための武器ということがわかった。仕組みとしては『トリガー』というものを引き、爆発の力で『ジュウダン』を高速で飛ばす物らしい。このことをカヲルに伝えると 「シウマって本当に謎だよね。それと言い、ℵといい、創造といい...」 と言った 「でもカヲルもℵ持ってるじゃん」 「それは....」 「まあいいや。多分いつか分かるだろうし」 「そうだね」 カヲルも考えるのをやめた顔をしt。