特殊作戦遂行中に強襲にあってしまい、乗っていたヘリごと墜落したが、幸いにも軽傷だった。味方がクッションとなり、衝撃やダメージを軽減したからだ。 一方味方は肉塊と化していた。その血生臭い凄惨な現場に取り残された軍人は「明日は我が身」と深いトラウマを植え付けられた。 装備していたプレートキャリアやリグは軽く損傷していたが問題なく使える、防弾プレートは予備がなかったので少し迷ったが、損傷が激しい事もあり、やむを得ず取り除いている。その為胴体への攻撃をほぼすべて生身で受けることになり、防御が脆い。リュックも作戦失敗により、もはや不要になったので置いてきた。身につけていたトランシーバーやGPS装置も捨てた、壊れてしまえばただの重り。 援軍も一向に来る様子がない。そんな中、どうにか母国に帰るため、道を阻む者たちと交戦しながら明日を求め彷徨い歩く。