「イグアノドン」や「ヒプシロフォドン」などの「ドン」は、ギリシャ語で「歯」という意味の単語「odont」から来ています。イグアノドンは「イグアナの歯」、ヒプシロフォドンは「高い稜のある歯」という意味です。恐竜のかたい歯は抜け落ちては生え変わるので化石として残りやすいことから、恐竜の学名に多く使われています。また歯に特徴が出やすい哺乳類でも「ドン」を入れた学名がよく見られます。 ちなみに、「なんとかゴン」という名前は、怪獣に時々使われますが、「ゴン」に学問的な意味はありません。怪獣と違って、恐竜の名前は学名といって、国際的なルールに従ってつけられているのです。