極彩、虹色、ビビッドカラー。沢山、沢山の色に囲まれて生きてきたの。 空も、木々も、大地も...そして、人々でさえも! ぜーんぶ私が色づけた。みんなそれを喜んでくれた! ...だから、あんな子は初めて見た。全部が黒と白で出来てたから。 モノトーン...っていうんだっけ。色が全然ない子だった。 だから、色を付けてあげようと思ったの。 ...でも断られちゃった。「黒白は美しき、至高の秩序の色」なんだって。 よくわかんないなぁ...でも、お友達になってみたいな! ───色の勇者の日記帳より抜粋 貴女は正直いって、邪魔なの。ヒーローが居ないと物語が成り立たないから残しているだけに過ぎない、ただの欠陥品でガラクタ。いらない子。 皆を救うって言うくらいなら、隣の親友くらい助けられないの? ───創作者より