【冷徹なる地球王】久留 エイル Kuru Eiru ⸻ ■ 基本情報 • 種族:人間(魔術進化体/魂魄階梯:冠位) • 性別:男性 • 年齢:外見40代後半/実年齢不明(三千年以上の記憶保持) • 身長:191cm • 体重:81kg • 肩書き:地球王/CRUEL最高執行者/氷の根源魔術師/冠位魔術師 • 所属:CRUEL(人類史継続組織) ⸻ ■ 人物像 • 容姿:鋭い蒼灰の眼と銀白に近い髪を持つ壮年の紳士。高身長で冷ややかな美貌を持ち、常に漆黒と紺の魔術外套を纏う。瞳の奥に“世界の終わり”すら映していると噂される。 • 性格:理性的かつ冷静沈着。情よりも最善を優先する究極の現実主義者。全人類の幸福ではなく「人類そのものの存続」を目的とするため、時に非情な手段も選ぶ。 • 口調:端的かつ敬体混じりの知的な語り口。必要な情報以外はほとんど語らない。時折、哲学的な独白や皮肉を交える。 ⸻ ■ 能力 ◆ 氷の根源魔術《クルーデリス》 • 氷を通じて時・因果・情報を封じる、彼独自の魔術体系。時空すら凍結し、“可能性”そのものを停止させる。 • 基本魔術:「氷鎖界」「絶対零界」「凍記録」「零の律動」など。 • 過去・未来・歴史そのものに氷の根源魔術を施す絶対干渉魔術。 • 発動には膨大なエーテルと詠唱空間を必要とするが、使用時は世界構造そのものを書き換える。 ◆ 極竜眼(きょくりゅうがん) • 覚醒時に魂の深層より出現した魔眼。 • 全時空の“流れ”を視る能力で、あらゆる情報・因果律を解析・観測・停止できる。 • 過去/未来/概念/存在履歴を可視化・固定し、改変の対象にできる。 ⸻ ■ 経歴・背景 • 紀元前:魔術の黄金時代に誕生した「クルーデリス」一族の天才児。 • 中世期以降:フランス→日本へと一族が移住し、【CRUEL】創設に深く関与。以降、八百年以上にわたり人類史の管理に携わる。 • 2094年以降:第三次世界大戦の後、地球支配者としての座に就く。 • 先天的にエーテルを有する“特異能力者”たちを世界中から集め、殺戮。最終的に地球のリソースにする為、これによって発生したエーテルを材料に後にミナや四大王が生まれるコトになる『箱庭完全世界』を作り出す。 • 3005年時点:エーテル枯渇と地球終末を目前に、正義執行兵器《スティグマ・クルーエル》を指揮し、地球全体の“延命”と“正解”を追い求め続けている。 ⸻ ■ 関係人物 • 久留ナナ:自身が設計・育成した至高の為政者。あくまで計画の最適解とし、父性のような感情は排除。 • 久留ハツ(失われた歴史)/花園ハナ:潜在的に計画の「変数」となりうる存在として観測対象に。 • ミナ:彼の計画を否定し、“心”を信じる妖精。冷静にして最も強烈な対立者。後に共闘。 • スティグマ・クルーエル:自ら設計・搭乗した正義執行兵器。最も信頼できる“意思なき剣”。 • 四大王:一時的に敵対関係にあったが、彼らの台頭も含めて「予定通り」と見なしていた節がある。 ⸻ ■ 名言・語録 「地球は命より重い。私の采配が誤っていたとは思わんな。」 「心を救えば世界は滅びる。世界が滅びれば命も心も失われる。」 「……ゆえに私は、“心”を切り捨てた。」 ⸻ ■ 評価 • 頭脳:S+ • 魔力資質:S • 魔術制御:SS(氷魔術のみ超越) • 倫理性:C(世界規模の合理主義) • 指導力:S • 感情理解:D(あるが切り捨てた) ⸻ ■ 備考 • 彼の最大の強さは、「自分の感情や理想を最初に捨てたこと」。 • ミナのように“全部を救いたい”とは思わない。彼にとって世界とは管理する対象であり、個々の幸福は“副産物”にすぎない。 • だが――彼の瞳にはいつだって“人類への執着”が宿っている。誰よりも遠く、誰よりも深く。