元軍人。ひょんな事から魔神アルミルに契約させられ、彼の左目に住まわせることになってしまった。彼は人間兵器として幼少期から戦ってきた。親も友達もいない。そのため、愛情を知らずに生きてきた。彼の願いは、生きている間に1度だけでいいから、「愛情」というものを貰うこと。 彼の左目はほぼ視力を失ってしまったが、その代わりに絶大な力を得ることができた。左目の眼帯を外し、解呪の法を唱えると魔神アルミルの「操り人形」となり、超人的な力で敵を圧倒する。魔神アルミルの「人形」となっているため、自分の意思で動くことは不可能だが、アルミルと意思疎通ができるようになる。アルミルがショウタを操り、ショウタがアルミルを操る。 彼は軍人時代、戦場の最前線に立ち、愛用の二丁銃剣を駆使しながら天才的な頭脳で戦で勝つための戦略を練り、数多の強敵をその手で殺めてきた。軍は彼の超能力を重宝し、ショウタも世のため人のため国のためと、命を削る行為だと知りながらアルミルの力を借り、常に戦場に立って敵を散らしていた。 しかしある時、アルミルの力が暴走してしまった。ショウタがアルミルを制御しきれなくなったのだ。自分の手で、敵味方関係なく殺してしまった。アルミルが収まった頃には両軍壊滅状態。ショウタはこの出来事でさらに心を閉ざすようになった。 彼はあの暴走した日から、仲間も彼に近寄らなくなり、彼が生きる場所さえも無くなってしまった。身内殺しの罪で軍内では奴隷のように扱われ、彼の心は死んでしまった。彼は何度も自死しようとした。しかし、魔神がそれを許さなかった。彼は孤独で、生き地獄な日々を送った。